Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

何かを変える時に"有効期限"を決める

組織において何か新しいことを始める時、あるいは既存の取り組みを変えていく時に、「まずいつまでそれをやってみるか」という"有効期限"を最初に決めておくと進めやすい。自分の中であまり整理できていないので雑に書いておきたい。 前提として、組織を取り…

全てを自分の"作品"として仕上げる

自分のまわりのすごいなと思う人の仕事を観察していると、ひとつひとつのタスクを自分の"作品"のように仕上げているように見える。実際に彼らがどう考えているかはわからないが、自分から見た印象を雑に書いてみる。 たとえばチャットツールでの依頼のメッセ…

個人目標設定の手引きとシュート2万本

個人目標を考えるのは難しい。以前自分の思考整理も兼ねて、開発メンバー向けに"個人目標設定の手引き"をスライドにして共有したことがあった。 組織によって制度も解釈も違うのでそのまま適用できるものではないと思うが、もしかしたらどこかの誰かの何かの…

毎回自分の意見が通ってしまう不安を"受容"する

スキルも経験も積み重ねてきた人が抱きがちな悩みとして、「自分が意見を出すと毎回大きな反論なく通ってしまって不安になる」というのがある。 いわゆるリードができるレベルになると、他のメンバーより視野を広く持って色々なことに考慮した意見を出せるよ…

過去の経緯の調べ方

何かの取り組みを始める時、たいていまずは"過去の経緯"をざっと調べると思う。そうしないと過去に起きた問題を踏んでしまったり再発明をしてしまったりするからである。 皆当たり前にやっているように見えて、この過去の経緯の調べ方には意外とスキルのバラ…

方針に納得できない時のお作法

誰かから方針を共有された時、なんだか納得できなくてモヤッとすることがある。そういう時に共有した側もされた側も不幸にならないためのお作法的な動き方があると思っていて、雑にまとめておきたい。 1. 初手でファイティングポーズを取らない 納得できない…

不機嫌に見えたとしてもあなたのせいではない宣言

「マネージャーとして大事なのは常にご機嫌でいること」という話がある。わかる。正しい。不機嫌だと相談されなくなり、結果として軌道修正もできず組織の成果も上がらなくなる。本当にご機嫌じゃなくとも、少なくとも"ご機嫌なように見える"状態をキープし…

小学校の頃の仕組みに学ぶ

今思い返すと小学校の頃の色々な決まりごとはよくできていて、"大人"の組織にも適用できること多いよなと思うことがある。 ジェネレーションギャップもありそうだが雑に書いてみる。 帰りの会 いわゆる"夕会"だよね。大事な連絡事項を漏らさず伝えて、皆で話…

組織における透明性の要素分解

「透明性が大事」「透明性を高めるべき」という声をよく聞くが、意外と"透明性が高い"という状態が何なのか人によって認識が違うことも多い気がする。 認識をある程度揃えておかないと、透明性だか何なのかよくわからないものを過剰に追い求めて疲弊してしま…

"あの時よりマシ"を積み重ねて生きてる

雑に書いていくぞ!気合い抜いてけ! わりと大きめの障害が起きても焦らずどっしり構えて対応できる人がいる。大舞台での登壇でも余裕で堂々と話せる人がいる。 これはひとえに、たくさん打席に立った結果「あの時のあれよりは楽/マシだな」と思える境地に達…

ただ準備が足りないだけ

最近雑じゃなくなってきた気がするのでより雑めに垂れ流すことにする。 自分が苦手だと思い込んでいたことが、苦手とかそういう属性次元の話じゃなくて事前の準備が足りないだけということがある。 たとえば、自分は「メールが苦手でつい見逃しちゃうんです…

役割をお願いする時に伝えていること

マネジメントを4年くらいやっている間に、何人かにEngineering managerや採用のリードなどの役割をお願いして担ってもらってきた。何か新しい役割をお願いする時に整理して伝えている項目を雑にまとめておきたい。 以下のようなGoogle docsを作って共有し、3…

カジュアル面談で聞かれて面白かった質問

会社のカジュアル面談に来てくれた方と話すと、自分自身考えさせられたり意見を交わして理解が深まったりする。 自分が以前に聞かれて特に面白かった質問を雑にいくつか書き出してみる。会話の中で出てきた質問なので、このままストレートに聞かれたわけでは…

ゴールを"刻む"技術

ワールドトリガー247話にて、ヒュースが若村に話した言葉が非常によかった。 "刻むんだ" 目の前の1段を登るために必要な要素を 1段の中でさらに刻んで 自分が登れる小さいステップを作るんだ その行動を努力と呼ぶ 痺れる~~~。この"刻む"というのは目標達成…

ゆるめのフォロワーシップ実践方法

誰かがリードしている時に、それを支え、あと押しするような振る舞いをフォロワーシップと呼ぶ。 フォロワーシップについては、Derek Sivers の TEDトーク How to start a movement や あんちぽさんのやっていき、のっていき が自分は好き。研究でいうとロバ…

うまくいっている状態を定義する

課題を見極めたり新しい取り組みを始めたりする時に、「どういう状態だとうまくいってると言えるんだっけ?」という質問に答えてみると考えを整理しやすい。 たとえば、マネージャーの立場で「なんだか組織の雰囲気がよくないと感じる」という声を拾ったとす…

具体例を出すと主題が伝わりづらくなる

何かを説明する時に具体例を出すと主題が伝わりづらくなってしまう現象について雑に書いておきたい。 具体例によって読み手/聞き手がイメージしやすくなり理解を深められる一方で、次のようなことが起きる。 一例を全てのように捉えられる 主題ではなく例示…

マネジメント想定問題集ほしい

マネジメントの想定問題集があれば、疑似体験により引き出しが増えて成長が早まるのではないかと思ったことがあるので雑にかいておきたい。 マネジメントは昔からたくさんの関連書籍も出ていて、ある程度型をもって技術として磨いていけるものではある。 一…

報酬 × 成長 × 貢献

人がやる気になる理由というのはそんなに単純に整理できるものではないが、自分にとっては"報酬"と"成長"と"貢献"の3つのバランスで成り立っていると感じる。 そんなに整理できていないので雑にまとめておきたい。 報酬 いくらもらえるかはめちゃくちゃ大事 …

ミーティングアジェンダ駆動で整理する

無駄なミーティングは減らすべきという考えには完全に同意しつつ、自分はミーティングを先にセットしてしまって事前にアジェンダを作りながら考えや論点を整理して進めることも多い。締切駆動の派生、"ミーティングアジェンダ駆動"で整理していると言える。 …

懸念の伝え方・吸い上げ方

何かを進める時に感じている懸念をうまく伝えるのは地味にむずかしい。 あまり気にせず伝えられる人もいると思うが、自分が消極的なことばかり言って水を差してるみたいな空気になる気がして言いにくいという人もわりといるんじゃなかろうか。自分もそう考え…

問題を"放置"さえしなければちょっとずつよくなっていくんですよ

7月くらいに入社した同僚氏は「問題を放置しない」が口癖で、半ば麻痺している痛いところを突いてはすぐに何かしらアクションに移して状況を変化させている。ハイレベル問題解決ブルドーザーである。 「これは放置しないほうがいいですね」、「放置しないほ…

チャットコミュニケーションで使わないようにしている表現

チャットコミュニケーションむずかしい。全然そんなつもりで書いてないのに受け手の解釈が乗っかって伝わったりする。 たとえば純粋に質問しているだけなのに責められているように感じる人もいるし、感謝を伝えたつもりが煽りや嫌味と捉えられることもありう…

実質的に役割を持つのと明確に責任を持つのは全然違う

実質的に何かの役割を担っている"自称"の状態と、組織図上にも表されるような自他ともに認める明確な責務を持つ状態とでは、あまり変化がないようで全然違うという話を雑に書いておきたい。 たとえば「ほぼマネージャーみたいなことをしてます」という状態と…

前提条件の思い込みを疑う

自分が動かせない前提条件と思い込んでいたことを、同僚氏の助言で実はコントロールできることに気づいて前に進められたということが何度もあった。 前提条件や制約だと決めつけてしまって問題を解決できないと思い込んでることあるよなという話を雑に書いて…

ミーティングで意見を言えない時のTips

ミーティング中にうまく意見を言えないという相談を受けた。めちゃくちゃわかる。自分は開発関連のミーティングではそういう悩みは少なくなったけれど、経営関連のミーティングでは今でも歯がゆく悔しい思いをすることが多い。 相談された時にはうまく答えら…

言語化能力の言語化

"言語化能力"とは何なのかちゃんと説明できないので、雑に分解して考えてみる。めちゃくちゃややこしい言い方をすれば、"言語化能力の言語化"である。 考えてみると、自分は "整理しづらいことを整理して人に伝える力" を言語化能力と呼んでいる。 整理しづ…

無知と無邪気の突破力

いま一緒に働いている事業責任者は色々すごいところがあるのだけれど、一番すごいなと思うのはあらゆることを無邪気に質問してくるところである。 「これはなんでこうなってるんですか」、「なぜこうできないんですか」といった感じで、彼が"わからない"こと…

憧れている人はいるか

チームメンバーや他社のエンジニアとの 1on1 の中で、「憧れている人とかいますか?」という話をすることがある。この質問はわりと継続して聞いているなと思ったので雑に書いておきたい。 チームメンバーとの 1on1 で聞くのは半年ごとくらい。目標設定など、…

権限委譲を目的にしない

権限委譲むずかしい、権限委譲したいけどなかなか手を離せない、もっと権限委譲するべきだ、みたいな話をちょいちょい見聞きする。 わかる。むずかしい。自分もできてない。権限移譲する技術 - 宮田昇始のブログ は素晴らしい記事だと思っていて今でもたまに…