Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

言い回しの引き出しを増やす

先日他社の方複数人でオフラインで話していた時に、自分が何かを発言しようとしたタイミングで他の人が話をしてまあいっかとやめたことがあった。

その時 「私今konifarさんがちょっと言いかけていたことがすごく気になってるんですけど」と拾ってくれて、これはすごいと思ったので雑に書いておく。

自分だったら「今何か言いかけましたか?」みたいな感じで促していたと思う。それをあくまで「私が気になる」というスタンスで聞くことで、相手も気をつかわなくてもよい表現になっていたのだった。こういう言い回しは、普段からまわりを見て気遣いをしていないとなかなかパッと出てくるものではない。

こういうよいと思った言い回しは、気づくごとにストックしておいて引き出しを増やしておくとよい。たとえば申しわけなさそうに「今ちょっといいですか」と聞かれた時に一言目を「もちろんです」と返したり、「自分がよくわかっていないので教えてほしいんですけど」のような枕詞を使ったり、物事を前に進めたり誰かの意見を引き出したりするのに便利な言い回しはいっぱいある。

あまり白々しいと気持ち悪く感じるかもしれない。しかし何かをリードした経験のある人はなんとなくわかると思うが、こういうのは何回も使っていくうちに振る舞いとして定着してきて様になってくる。自分がよいと思ったら真似していくほうがいい。もちろん相手にもシチュエーションにもよる。だからこそ大事なのは引き出しを増やすことなのだ。

コミュニケーションスキルの熟達度合いのひとつは、こういう細かい引き出しをいくつ持てるかということなのかもしれない。