Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

斜に構えるタイプの人は変われるのか

ちょっと辛辣な話になってしまうかもしれないが、斜に構えた態度をとる人が"変わった"事例を見たことがない。どうしていくのがいいのか答えがないので雑に書いておきたい。先に書いておくと答えはここには書いていない!

そもそも"斜に構える"というのはこういう意味らしい。

「斜に構える」は、もともと「剣術で相手(敵)に対して刀を下げて斜めに身構えること」から「改まった態度をとる」「おつに気取る・身構える」「物事に正面から対処しないで、皮肉な態度で臨む」ことをいいます。

「斜め[ナナメ]に構えている」は、「斜[シャ]に構える」では? | ことば(放送用語) - 放送現場の疑問・視聴者の疑問 | NHK放送文化研究所

程度によって変わる話ではあるが、「物事に正面から対処しないで、皮肉な態度で臨む」が自分の定義と近い。

過去に自分がだいぶ斜に構えているなーと感じたタイプの人には一定の特徴があった。

そつなくこなしているつもりで難しい課題から逃げている。できている気になっているがレベルは高くなく、まわりの評価と自己評価の差分が大きくなる。それ自体もまわりのせいにしだしたりして自尊心が肥大化していく。
自分を守るためか、無意識的に本気を出してないふりをする。底を見せることも見るのも怖いのかもしれないが、逆に自分のハードルを自分で上げてしまいまわりからのフィードバックを素直に受けることもできなくなっていく。
次第に他責が基本スタンスになり、心の底では自分に責任があると思うこともできなくなる。寛大なふりをしてそういう態度は見せないようにしているが、余裕がなくなるとすぐに本性が出て自分のプライドや立場を守るだけの攻撃的な対応をする。
まわりも面倒になって気をつかって"その人用"のコミュニケーションを取り出すが、本人はそれにも気づけず抜け出せなくなる。

本当に悲惨である。

年齢で区切られるわけではないけれど、25歳くらいで悪化しているともう変われないんじゃないかと思っている。

かくいう自分も斜に構えた態度を取ってしまうところがないかと言えば、正直あると思う。無意識的に本気を出していないふりをしてるなと自覚することもあってつらい。フィードバックを受けて改善していきたいという気持ちはあるので、そこが肝なのかもしれない。フィードバックを受けられなくなったら終わり。

そもそも変わる必要があるのかと言われると別にそのままでもいいんじゃないとは思うんだけれど、斜に構えるってのは実力と伴ってないと見られている時に使われがちな表現なので、まあ自分は改善した方がいいとは思う。

変わるとしたらたぶんフィードバックを伝える人がかなり工夫をする必要があって、うまく乗せて巻き込んでいくといいのかもしれない。一方で、それは変わったのではなく組織としてうまく機能する形を模索しただけだとも思う。

肥大化した自尊心を助長しないように気を払いつつ、うまくナッジングできたような例があれば聞いてみたい。