Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

Google I/O 2016 初日キャッチアップ所感

Google I/Oは現地には行かず日本で鬼のように寝て朝からざっとキャッチアップした。速報がたくさん出ていて圧倒的感謝というしかない。

いくつか感じたことを雑にメモしておこうと思う。

Firebase Cloud Messaging

GCMじゃなくてFirebaseでプッシュ通知を受け取れるというやつ。FacebookのParseを思い出したが、管理画面見てみたらほぼParseと同じだった。Parseといえば、GooglePlayの入っていない廉価端末や海賊版端末でもプッシュ通知を受け取ることができたところが最高だったが、Firebaseでも可能なんだろうか。海外だと水道は通ってないけどAndroid端末は持ってるみたいな人もいて、そういう人は1000円くらいで買える端末を使っていたりする。そういう端末にもプッシュ通知を届けられるのはわりとアツい。

Firebaseの他の進化

なんかFirebaseいろいろ進化してた。AnalyticsがついたりBugTrackingがついたり、Fabric要らなくなるのでは?と思ってしまった。個人的にはあまりに全部のせの仕組みは好きじゃないので、モジュールで分けてくれたりするとありがたい。Parseみたいに「もうみんな死ぬしかないじゃない!」ってなるのも嫌だし。とはいえ、I/Oのセッションを眺めてもFirebaseに力を入れている感じだし一度がっつり使ってみないとなと思った。

Instant apps

インストールしなくても検索結果からアプリが使えるという謎技術。どういう仕組みかはよくわかってないけど、バイナリを落として使うらしい。バイナリ落とすとなるとネットワークよわい環境だとどうなんだろうかと思った。どこかでアプリの実態があって、端末はシンクライアントとして動作するという方法よりはサクサク動きそうなのでいいのかもしれない。気になるのは、今までWeb版を作っていたところをInstant appsにした方がいいのかよくわからんというところ。まぁiOSも考えるとWeb版は作っといた方がいいのかもしれないが、Instant appsでアプリのインストール率を上げて継続率も高めるみたいなことを考えた場合、どう棲み分ければいいのか考えないといけない気がする。

あとInstant appsの登場で、ネイティブの立ち位置がよくわからなくなった。自分は今までWebの進化がすごすぎてこれはまたWeb回帰していくんだろうなぁとぼんやり考えていた。最近のGoogleのWebサービスや海外のECサービスなんかを触っているとわかるが、もうアプリとほとんど見分けがつかない。ブラウザさえあれば動作するWebでここまでできるならWebでええやんと思っていた。けどInstant appsでアプリをWeb側に持ってくるみたいなことになってきたので、これどうなんの?というのが正直な感想である。

Android Studio 2.2

なんかいろいろ速くなったらしい。Layout DesignerはStoryBoardみたいな感じなのかなと思ったけどまだよくわからない。自分は「考えるな、感じろ」みたいな感じでxmlだけでガーッと組むことが多くて、そのやり方に慣れてしまったのでなんともいえないところ。こういうのは、便利な機能が信頼できないと使わなくなっていく。Instant runもそうだった。しかし、使ってフィードバックしないとIDEも進化しないので、みんなで育てていこうな!みたいな心持ちでやっていきたい。


まとめをざっと見て感じた印象でしかないので、間違いもあるかもしれない。

ちなみにAndroid Nはニッキ飴がいいと思います。赤坂からは以上です。