先日、Kyashのエンジニア以外のメンバーに向けてFlutterの環境構築からアプリをビルドして動かしてみるところまでのハンズオンをしてみた。
メンバーは企画・営業、Product Owner、デザイナー、カスタマーサポートの4人だった。結果から言うと、まあめちゃくちゃ悪くはなかったけどかなりグダグダになってしまったので忘れないうちにKPT形式でメモしておく。
ちなみになぜエンジニア"以外"のメンバー向けにハンズオンをやったかというと、よりコミュニケーションを取りやすくなるんじゃないかと思ったからだ。新卒の時、営業やコンサルも皆プログラミング課題研修を受ける会社にいたことがあって、当時を思い返すと少しでもコードを書いたりちょっとしたエラーで四苦八苦したりしたことがあるとだいぶやりとりしやすくなるなと感じていた。当時はCOBOLとMySQLで帳票出力というとっつきにくくクソつまらない課題だったのだけれど、Flutterなら環境構築も簡単だし目に見えるものを作れるしいい教材になるんじゃないかと考えたのが最初のきっかけである。
Keep
- 2時間はギリギリ疲れないくらいの時間でちょうどよかった。
- 事前準備を何もしなくていいというのは気軽でよかったっぽい。
- 各種ツールをダウンロード中に座学を挟んで説明できた。
- エンジニアが普段やっていることの雰囲気がなんとなーくわかったと言ってもらえた。
- WindowsのPCがセットアップできなかった時用にMacを用意しておいたのがよかった。
- 最初にFlutterのサンプルアプリを見せてイメージを共有できた。
- Macのセットアップのしやすさはすごい。
- 一通りやったあとで、自分がライブコーディングでリストを表示するところまで見せられたのはよかった。
Problem
- 人数が多かった。4人を1人で見るのは結構きつい。やるなら他にもチューターが必要。
- ダウンロードするものが結構いっぱいある。Flutter SDKとAndroidStudioとXCodeは事前にダウンロード・インストールさせておいたほうがいい。
- 環境変数やSDKといった概念をわかりやすく伝えるのが一番むずかしい。普段意外といろんな知識を前提に仕事しているのだなと思った。
- Windowsの環境構築はかなりめんどくさいので、別途準備しておいたほうがよかった。
- 色を変えてみる、文字のサイズを変えてみる、といった簡単な課題をちゃんと用意しておけばよかった。適当にいじってみましょうではダメ。
- 英語のドキュメントに対して苦手意識のつよい人もいるので、そのままドキュメントを渡すとウッとなるかもしれない。
Try
- チューターを誰かに頼む。
- 概念の説明は、できればスライドを用意する。
- 時間のかかることを先にやらせて、その間に座学という流れでやってみる
- ある程度までやったらモブプロ形式にするといいのかもしれない。ホットリロード最高。
次回はCodeLabの写経をする予定。Firebaseを入れるとさらに知るべき概念が増えてしまうので、Widgetを使ってリストを表示するやつをやってみる。逆にBizチームの勉強会も出てみると面白い。営業のステータスをTrelloみたいなカンバンで管理してたりしてすごいなーと思ったし、お互いにやっていることが少しでも具体的にわかるとコミュニケーションが取りやすくなる。
社内の勉強会だけど、もしチューター手伝うよって人がいたらぜひ声をかけてください。
おやすみ。