Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

言語化能力の言語化

"言語化能力"とは何なのかちゃんと説明できないので、雑に分解して考えてみる。めちゃくちゃややこしい言い方をすれば、"言語化能力の言語化"である。 考えてみると、自分は "整理しづらいことを整理して人に伝える力" を言語化能力と呼んでいる。 整理しづ…

無知と無邪気の突破力

いま一緒に働いている事業責任者は色々すごいところがあるのだけれど、一番すごいなと思うのはあらゆることを無邪気に質問してくるところである。 「これはなんでこうなってるんですか」、「なぜこうできないんですか」といった感じで、彼が"わからない"こと…

憧れている人はいるか

チームメンバーや他社のエンジニアとの 1on1 の中で、「憧れている人とかいますか?」という話をすることがある。この質問はわりと継続して聞いているなと思ったので雑に書いておきたい。 チームメンバーとの 1on1 で聞くのは半年ごとくらい。目標設定など、…

権限委譲を目的にしない

権限委譲むずかしい、権限委譲したいけどなかなか手を離せない、もっと権限委譲するべきだ、みたいな話をちょいちょい見聞きする。 わかる。むずかしい。自分もできてない。権限移譲する技術 - 宮田昇始のブログ は素晴らしい記事だと思っていて今でもたまに…

ミーティングの最初にルールや心構えを読み上げる

ミーティングのファシリテーションをする時にミーティングのルールや心構えを音読するようにしてみていて、思ったよりいい感じなので雑に書いておきたい。 たとえば月1の開発チームのミーティングでは、次のようなルールを明記して読み上げている。 ドキュメ…

相手に話が通じないと感じた時の対処法

相手に話が通じず物事を前に進めにくいと感じることがある。特に、階層化された組織の違うレイヤーの相手や他部署の相手の場合にありがちかもしれない。 そういう時はついついヒートアップしてしまい相手のせいにしてハレーションを生むような話し方をしてし…

大した問題ではないことを一大事のように扱わない

落ち着いて考えると大した問題ではないのに一大事みたいに扱ってしまったり、過度に反応して本当に大事になってしまったりすることがある。自分もたまにやりがちなのでこの現象を雑にまとめておきたい。 自分の例を上げると、"情報の透明性"を気にしすぎて自…

月1の開発組織の定例に他部署のゲストを呼んでいる

月に1回25人くらいの開発組織の定例ミーティングに他部署からゲスト参加してもらうようにしていて、なかなかよいなと感じてるので雑に書いておく。 定例は各チームのメンバーが主体となって今作ってるもののデモや最近リリースしたものの結果共有などをして…

暇そうに見えるマネージャーとはどういう状態か

マネージャーは暇そうに見えるくらいの方がいいという話をちょいちょい聞く。実際に暇ということではなく、"暇そうに見える"というのが重要っぽい。 なんとなく言いたいことはわからなくはないけれどあまり腹落ちできていないので、"暇そうな状態を目指す"と…

常に即答できるようにすべき質問は何か

先日社外の人に「いま一番何に悩んでますか?」と聞かれて即答できなかった。 もちろん常に色々な課題があって頭を使っているつもりだけれども、スコープを絞らず "一番" "悩んでいる" ことは何かと急に聞かれるとちょっと考えてしまった。普段から観察が足…

問題のない状態を褒めすぎてはいけない

何も問題なく物事が進んでいる時、それ自体は日々の工夫の結果であり素晴らしいことではあるものの、「何も問題が起きていない状態」を褒めすぎるのはよくないとも思っていて、そのへんの話を雑に書いておきたい。 何がよくないかというと、なんとなく問題が…

Mobile開発経験のない人がMobileチームのEngineering Managerをできるか

先日 iOSDC で「iOSもAndroidもマネージャーが足りない」という話を聞いた。そこで、「別にMobile開発の経験がなくてもマネジメントはできるんじゃないか」という話が出て面白かったのでガッと考えを吐き出してみたい。 まあマネージャーに何を求めるか次第…

抽象度の高い仕事の進め方

仕事をしていると、だんだんと抽象度の高いことを任されるようになる。 たとえば、方針も明確な小さな修正タスク => 修正方法がいくつか考えられるタスク => そもそも何をやるかから明確にしないといけないタスク といった感じで次第にふわっとした依頼にな…