Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

成果が出ていても変化がないと飽きる

幸せについて本気出して考えていたら「組織の成果と幸福を高めるには信頼の文化が大事」という研究の話をGLOBISの動画で知ることになった。

発表者が言うには、コミュニケーションの中で信頼を生みやすい3つの質問があるとのこと。そのうちのひとつが「日々の仕事で学びや変化はありますか?」というもので、「人間は好成績を納めていても変化がないと飽きる」という言及があり、これはすごいわかるなーと思った。

成果を出しているとある程度は満たされていくが、それは必要条件であって十分ではない。成果を出しつつ、自分の経験やスキルの切り売りをしている感覚でこのままでいいのか悩んでいるという人も意外と多いと思う。成果が出ないと萎えてくるので成果を意識することは必要だが、同じくらい変化し続けることにも目を向けなければならない。

一方で、変化は疲れるから今のままでいいよという人もいると思う。そういう人はそのままで全く問題はない。周りから押し付けられる変化はたいていつらい。

ただ、自分から変化のきっかけを作るのもそれはそれで結構難しいというか、できる人は意外と少ない。僕がかつて小僧の頃通っていた学校の席替えや年間行事のように、ある程度の半強制的な変化を設計しておいた方がいいのだと思う。

たとえば部署を変えてみたりプロジェクトを変えてみたり、そういうことができる組織は変化を感じやすいのかもしれない。3ヶ月ごとくらいで環境を変えられるような組織の設計だと、「日々の仕事で学びや変化はありますか?」に対してYesと答えやすくなる気がする。

組織において最近変化ないなーと思ったら、自分の望む変化について同僚やパートナーに相談してみるといいかもしれない。自分に関して言うと、直近3ヶ月はマネージャーをやめてQAのいちメンバーとなり、あまりやったことのないキャッチアップを色々としたので変化はしている。成果が期待の30%くらいしか出せていないことにもちろん焦りはあるが、こういう変化の要望の相談を聞き入れ調整してくれた同僚には感謝をしている。