今思い返すと小学校の頃の色々な決まりごとはよくできていて、"大人"の組織にも適用できること多いよなと思うことがある。
ジェネレーションギャップもありそうだが雑に書いてみる。
帰りの会
いわゆる"夕会"だよね。大事な連絡事項を漏らさず伝えて、皆で話し合うべきことがあれば話せている。そういう場が定期的に必ずやってくるのは大事。
係活動
"勉強"という主目的以外に必要な取り組みをうまく分割して役割として任せて自律させている。大人になった今、組織目標に囚われて必要な取り組みを"差し込みタスク"のように扱っていないだろうか。必要なことであれば、"いきもの係"的に切り出して取り組めるように設計するといいかもしれない。
日直
リードをローテーションして皆が均等にできるようにしている。ある程度マニュアル化されており、たいてい2人ずつアサインされるところもいい仕組みだと思う。小学校の日直でできていたなら、定例会議のファシリなんかもローテーションできて当たり前ではないか。
出席確認
最初に1人ずつ出席確認して返事していたあのルーティーン大事だったんだな。何気に相手の名前を呼びあうことって少ない気がするし、最初に声出しとくと発言しやすくなるので我々もミーティングの最初に出席確認したほうがいい。
オンラインミーティングに1分くらい遅刻しても何とも思わなくなっていないか。出席確認時に遅刻したら先生に怒られていたことを思い出せ。小学生の時のほうがしっかりしてたぞ (自戒)。
時間割
朝8時半くらいからお昼すぎくらいまでにあんなに効率的に物事を進められていたのすごすぎる。最近いつの間にか1週間経ってるとか感じるなら、40~50分単位でタスクを分けてちゃんと時間割を作った方がいい。時間を無駄にするな。15〜20分しかない中休みで全力で遊んでいたあの頃を思い出せ。
席替え
席を変えるだけでめちゃくちゃ新鮮な気持ちになれた。ああいうイベントが定期的にやってくるのって大事だよね。組織は時間が経つと凝り固まってマンネリ化しがちなので、席替えみたいな定期的な強制イベントごとを設計したほうがいい。
大人になって思い返すと、もっと小学校の頃の仕組みから学べることが色々ある。あの頃うまくいっていた理由は、やはり"規律"が機能しているからだろう。先生という絶対的な存在がいるのが大きい。フラットな組織でもいいとは思うが、やはり指揮命令系統はしっかりしている方がいいのだと思う。
部門や全社のミーティングで皆に向けて話す機会が増えると感じるのが、校長先生はマジですごいということだ。毎回、今何を全体に伝えるべきかを考えて発信してくれていたんだなとしみじみする。校長先生の話、もうちょいちゃんと聞いておけばよかった。
まあ仕組みを適用するとまではいかなくても、「小学校だったらどうだったか」という考えは持っておいてもいいのかもしれない。「小学校ならもう4時間目まで終わってるんだよな」とか、「授業 (ミーティング) に遅れたら怒られてたな」とか。素直だった気持ちも思い出せる。自分の心に"小学生"を宿していこう。