ミーティングのファシリテーションをする時にミーティングのルールや心構えを音読するようにしてみていて、思ったよりいい感じなので雑に書いておきたい。
たとえば月1の開発チームのミーティングでは、次のようなルールを明記して読み上げている。
- ドキュメント・Slackへのコメントを歓迎します。事前・MTG中いつでも質問・意見を入れてください
- あまり厳格にしすぎずハードルを上げない
- 議事録はみんなでMTG中に書く
最初に声に出してアナウンスすると、それに応えて意識した行動を取ってくれる人が増えているように思う。
他には、インシデント対応の初動で集まった時にはインシデントコマンダーの立場で次のような心構えを画面共有で映して話す試みを始めた。
- 犯人探しをしない
- チャレンジしてリリースすれば一定インシデントは発生する
- 犯人探しをせずユーザーへの対応と改善に目を向け、落ち着いてOne Teamで対応する
- 同期コミュニケーション
- インシデント対応は緊張するし大変。だからこそ同期的に、できれば顔を見ながら話してやりとりする
内容自体は改善できる部分が多々あるが、最初にPMやエンジニア、CS、コンプライアンスのメンバーが集まった時にこれを読んで意識を揃えることに意味がある。
やってみるとわかるが、こういったルールや心構えを声に出して読み上げると思った以上に浸透して行動も発言も変わる。自分への暗示にもなっているように感じる。
大事な共通事項をルールや心構えにしているはずなので、何度も伝えて「またこの話か」と思われるくらいがちょうどいい。何度も話すのは意外と難しいが、音読というルーチンフローに乗せるのはわりと継続しやすい。
あまりやりすぎると宗教っぽくなってしまうが、社是を大きな声で復唱するみたいなやつも意外に意味があるのかもしれない。