月に1回25人くらいの開発組織の定例ミーティングに他部署からゲスト参加してもらうようにしていて、なかなかよいなと感じてるので雑に書いておく。
定例は各チームのメンバーが主体となって今作ってるもののデモや最近リリースしたものの結果共有などをしてもらっている。アジェンダは都度自分が決めて、話してもらいたい人に依頼している。
デモは毎回わかりやすくて楽しいし、実況Slackチャネルとあわせて開発メンバーの人となりやチームの雰囲気にも触れられる。「開発の人ともっと話したい」という声をコンプライアンスやCSなど他部署のチームメンバーからもしばしば聞いていたし、自分も開発組織の雰囲気や考えを知ってもらいたいと思っていたので定例にお誘いしてみたのがきっかけ。
これまでに人事や内部監査、法務、COO、不正対策などさまざまな部署の人にゲストとして来てもらったが、全員からとてもポジティブなフィードバックをもらっている。中にはリピーターとして参加してくれた人もいる。
「あんなに活発に質問や意見がでていて驚いた」、「全体的に双方向のコミュニケーションになっているのがよい」、「あまり知らなかった取り組みも知れてよかった」みたいな感想をもらって、それを次回の定例の最初に共有している。ちょっと嬉しい気持ちになる。
開発メンバーにとっては意識してなかったことでも他部署から見ると新鮮で褒められたりとか、デモに対してゲストの業務観点でツッコミをもらってそういう観点で見ているのかと発見があったりとか、お互いのことをゆるく知るきっかけになっている感じがよい。
シャッフルランチや雑談会など、部署間のコミュニケーションを滑らかにするアプローチは他にもたくさんあるが、普段の定例にゲストを呼ぶというのは無理なく持続しやすい。「次のゲストはこの人」みたいな感じで実況Slackに招待すると、絵文字やコメントでウェルカムな感じになるのは今のチームのいいところで気に入っている。
少しでも雰囲気や人となりを知っていると、そのあとコミュニケーションを取るハードルがぐっと下がる。特に開発組織は開発ができる専門部隊ということもあって、まわりから過度に気を遣われやすい。
「前にあの人こんな話してたな」、「ちょっと頭出しで相談してみようかな」くらいになりやすい状態を作るのに、普段の定例にちょっとゲストを呼んでみるのは今のところいい感じ。逆に自分が他の部署の定例に出てみるのもいいかもしれない。人事や広報を担う人は結構やってそうな気もする。