Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

大した問題ではないことを一大事のように扱わない

落ち着いて考えると大した問題ではないのに一大事みたいに扱ってしまったり、過度に反応して本当に大事になってしまったりすることがある。自分もたまにやりがちなのでこの現象を雑にまとめておきたい。

自分の例を上げると、"情報の透明性"を気にしすぎて自分にも組織にも直接的な実害はないのに「透明性がない」といって過度に問題視していたことがあった。現状に至る経緯を確認してみたり何のための透明性かを落ち着いて整理してみたりすると、別に取り立てて問題として扱うことでもなかった。

他の例としては、マネージャーとしての反省もある。今考えるとメンバーのモチベーションを気にしすぎて過剰なフォローをしていたことがあった。実はそんなにモチベーションが下がるようなこともなくて勝手に心配して問題として対処しようとしていたのである。

後から聞いてみれば、そんなことをしなくてもメンバー自身はセルフマネジメントできていてむしろ気を遣わせてしまっていた。問題ないことを問題にしてしまっていたと言える。

小さな問題を大事にしてしまうこともある。たとえば1on1で「最近何か困ってるありますか?」と聞くときは、聞き方に気をつけたほうがいいかもしれない。本当は特に困ってることも問題に感じてることもないのに、あまり毎回聞かれると困ってることを探すマインドになったりする。小さな問題も過度に気になってしまったりするし、その解決にマネージャーが対応しすぎるのも自己解決を阻害することになってよくない。ほっとけばいいのにかさぶたをいじって血が出るみたいなのとチョット似ている。

大きな問題かどうかを判断するのは難しいし、問題を拾えないよりええやろというのはそのとおり。騒ぎ立てる前に1回落ち着いて何が問題なのか、取り立てて扱うべき問題なのかを考えてみるほうがいいというだけの話かもしれない。

この話自体も実はそんなに大事のように長々と書くことでもない気はするのでこのへんで終わりにする。