マネージャーは暇そうに見えるくらいの方がいいという話をちょいちょい聞く。実際に暇ということではなく、"暇そうに見える"というのが重要っぽい。
なんとなく言いたいことはわからなくはないけれどあまり腹落ちできていないので、"暇そうな状態を目指す"とはどういうことなのかを雑に書いてみる。
メンバーから相談されやすい状態を作る
- マネジメントは正確な観察から。メンバーからの情報が集まりやすい状態を作る
- オフラインならふらっと雑談してみたりとか
- カレンダーが予定でいっぱいで遠慮させてしまって「ちょっといいですか」と声がけされにくくなるみたいなことにならないようにする
ルーチンワークを見直し効率化する
- 一定やらなければいけないことは多くなるのは仕方ないが、使える時間を増やすために徹底的な効率化を行う
- 効率化したほうがいいと思いながら半年経つとかはよくない
まとまった考える時間を取る
- インパクトのある問題解決にはしっかり考える時間が不可欠
- そういう時間を取れないと考えてしまうときは、丸3日くらい時間を使えるとしたら何ができるかを考えてみると、無理やり時間を調整する意思決定がしやすいかもしれない
自分がやるべきことを明確にする
- 忙しい状態というのは、仕事をしてる感というか役に立てているような安心感を感じる中毒性がある
- 本当は自分がやるべきではないことにも手を出して勝手に忙しくなっていないかを定期的に確認するべき
- 自分がやっていることを書き出し、本当にやるべきことを見極めて、それ以外をどうするか設計するということから目を背けてはダメ
気持ちの余裕を持つ
- 負の感情の起伏を小さく保ち、気持ちの余裕を持っておかねばならない
- すべての基本はここから。そのために時間的余裕を作り、暇に見えるくらいを目指すとちょうどよい
ざっと書いてみてなんとなく理解できたかもしれない。
結果として少し時間と気持ちの余裕を持ってやることを見極められている状態というのを"暇そうに見える"と表現しているのだと思う。
しかし、正直マネジメントの役割を担うのなら本当に暇になることはないとは思う。忙しいように振る舞うのもダメだが、あえて暇そうに振る舞うのも違うので注意が必要。