Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

問題のない状態を褒めすぎてはいけない

何も問題なく物事が進んでいる時、それ自体は日々の工夫の結果であり素晴らしいことではあるものの、「何も問題が起きていない状態」を褒めすぎるのはよくないとも思っていて、そのへんの話を雑に書いておきたい。

何がよくないかというと、なんとなく問題が起きること自体がイレギュラーというか悪みたいな扱いになりがちなことである。問題は起きるものでそれ自体は悪くない。何度も同じ問題が起きることや、問題に気付けないことが悪いことなのに、いつの間にか問題が起きること自体が悪いことのような雰囲気になっていくのである。

問題が起きてない!素晴らしい!という話はしてもいいけれども、逆に何か起きた時に 問題が起きちゃった... という感じで負の印象にならないようにすべき。そうしないと問題が報告されなかったり内容が報告用に化粧されてしまったりする。問題がない状態を過度に褒めてはいけない。子どもに上手にできたねという褒め方をすると、親の反応を見た行動をするようになるという話とチョット似ている。

じゃあどうするのがよいかというと、チャレンジしていれば問題が起きるのは当たり前という共通認識を持って、問題がすぐに報告されることや同じ問題が起きなくなったことを称え合うのがよいと思う。

問題起きたね、すぐ報告してえらい、ありがとう、じゃあどうしていこうか、そういえばあの問題もう起きなくなったねナイス、みたいな感じになっていくといいんじゃないかな。