会社で微妙な返事をしてしまって、しかもその気持ちをうまく伝えきれなかったので雑にまとめておく。
何が起きたかというと、技術的にも工数的にも何も問題ない機能なんだけど「うーん、それ今やるのかぁ」みたいな気持ちが拭えず微妙な返事をして結論を出しにくい空気にしてしまったのだった(完)
コードを書く人がこういう反応をすると、デザイナーさんやビジネスのメンバーは対応に困ると思う。仕事に限らず、誰かに何かをしてもらうときには相手に納得してもらった上でやってもらいたい。その方がお互いに幸せなのは間違いない。
今回の話でいえば、「やる・やらないで言えばやった方がいい」というのは間違いなかった。問題なのは、「テストも含めると意外と時間がかかる改善になりそう」ということだ。といっても、1週間もあればできる話だった。
人によると思うけど、自分がそういうときに考えるのは「そのコストを払った分ユーザーか会社にメリットがあるんだっけ?」ということだ。目的がわからないくらいのケースは「それやる意味あるんでしたっけ?」で終わりなんだけど、「目的から言ってもやる意味はある。けどそれを今やるんだっけ?」と優先順位が絡んでくると悩ましい。コードを書く人が「うーん。。。」と歯切れが悪い返事をしていた時はそういうなんとも言えない状況のこともあるんじゃないかな。単純になんかやりたくないという人もいるかもしれないけど。
今回の件で言えば、全然やりたくないわけではない。絶対にいつかはやった方がいいという話だった。すでに議論が進んでやることが決まった状態で、理想と現実をみながら自分の考えをいい感じに言語化ができなかったというだけだ。
やること自体には納得している場合に結論を出すために必要なのは、優先度落ちした他の選択肢の提示と定量的なデータの開示だと思う。「そのコスト払うくらいならこっちやった方がいいんじゃないですか?」という意見が出たときは、正解じゃなくてもいいので論理的な説明を求められているのだ。「あーそれこう思ったからこっちを優先したんですよね」という説明があればまずはよい。
その上で「うーん、あんまり納得できないですね」みたいな感じになった時は、もう定量的なデータを見せるしかない。定量的なデータがない場合、もう気持ちで決めるしかない。まあそれでもいいんだけどね。そうなったら覚悟を決めるだけだ。
だいぶ抽象的な話になってしまった。まあ結論が出ず議論ばかりして何もやらないのが一番最悪なので、今回決まった内容はとにかく最速で作る所存である。
追記
twitter.com結局PM氏が「やったほうがいいけど他にこれやるべきだし今じゃない。やるとしても4月」とバシッと決めたのでハハァ〜なるほどこれがProduct Managerって顔になった
— こにふぁー🍥技術書典く-52 (@konifar) 2018年3月12日