Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

増田は最高のサービス

Androidのビルドが遅いので、その間にこの思いを雑にまとめておきたい。

はてな匿名サービス、通称増田が大好きなのだが、何が好きなのかというと説明しづらい。感情ほとばしる文章がたまらなく好きで、死ねとかクズとかそういう言葉がそのまま書き殴られてる感じが非常によい。また一方で、増田文学と称される素晴らしい短編の読み物や、たった一文の小ネタまで、カオスとしか言いようがない。

特に最近は良質な増田文学で溢れていて心があたたまる。自走式彼女、よかったね。あれが本当かどうかなんてどうでもいい。重要なのは、本当かもしれないと思わせる何かがあるということだ。例えばあれが個人のブログやSNSの投稿にあったとしたら、また別の感じ方になる。なぜなのか。

重要なのは、増田が匿名であるということだ。匿名であるがゆえに好きなことが書ける利点もあるが、逆に匿名であるがゆえに個人と紐づく承認欲求とは切り離されたモチベーションによって書かれる文章が、あの輝きを増している。個人の名前がわかる場所に書くと、どうしてもよく見せようとしたり誰かに褒められようとしたりしてしまう。もしそういう思いが書き手に一切なかったとしても、読み手は心のどこかで穿った見方をし、「なんかスッと受け入れられない」という気持ちになってしまいがちだ。

匿名だからこそ信じられる。言葉にすると野暮ったいが、そういう世界観が増田にはある。これからもクソみたいな話やいい話を読んでいきたい。