Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

相手への気遣いの考え方は人によって違う

今日も今日とてインターネッツは騒がしい。

このツイットが内容、引用ツイ含めて興味深かった。

「初めまして。〇〇です。………一度打ち合わせをして頂けないでしょうか?」
「良いですよ。」
「ここから選んで下さい。」
TimeRex
これいつも「は?」と思うの僕だけですか?

正直自分は本文のやりとりをされたとしても何も問題には感じなかった。むしろ、日程調整の手間がかからずありがたいとポジティブに感じるくらいである。つまり、自分もこの「は?」と思われるやりとりをする可能性が大いにあるということである。自分の視野を広げるために、少しキャッチアップしておきたい。

このやりとりのまずいところは2つあると思う。そもそも自分の感覚がズレているので間違っているかもしれない。間違ってたら教えてほしい。

  1. 自分の予定に合わせた日程調整を依頼していること
    • 相手に一方的にお願いをして時間を取ってもらう立場にもかかわらず、自分にとって都合のよい時間をベースに調整を依頼していること自体が意味がわからないという意見
    • 要は、本当に打ち合わせを依頼するならまずは先方の予定に合わせられるかを前提にコミュニケーションを取れよという話
  2. 必要な説明や前置きなく事務的に日程調整を依頼していること
    • どんな打ち合わせで何分必要なのか、日程調整ツールの選択肢の中で、できればどのくらいまでにお願いしたいといった話がされていないとしたら改善した方がよさそう
    • また、「不躾ではありますが、まずはこちらの日程の中でご都合のつく日はありますでしょうか?なければ候補をいくつかいただき調整させていただければ幸いです」みたいな表現が合ったほうが、余計な摩擦も減るとは思う

「出席が前提となっているのが謎」という意見も見られたが、「いいですよ」で承諾してもらっているということからこれは問題ないはずだと感じてる。正直この感覚も違うかもしれなくて自信がないのだけれど。

「選択肢が長期になるし多すぎて大変」という意見については、日程調整ツールの設定次第なので、今回は考慮していない。

「いきなりツールで調整を依頼するのは失礼」という意見については悩ましい。やりとりの手間も減るし、むしろ相手の負担を減らす配慮だと思うので、あとは文面次第なのではないかと思う。

1 の 自分の予定に合わせた日程調整を依頼していること については、まあそうだなと思う一方で、自分は打ち合わせを承諾した以上相手の予定と自分の予定を上下なくフラットに最短で調整するという頭になってるので問題ないと判断してしまっていた。「なんで依頼してきた人の予定に合わせないかんの?」という感覚がそもそもなかったのでここは認識を更新しておきたい。

2 の 必要な説明や前置きなく事務的に日程調整を依頼していること については、このツイットだと正直実際どうだったかわからないけれど、配慮して丁寧めにコミュニケーションを取るに越したことはないと思う。

ただ、相手への配慮・気遣いの考え方というのは人によって結構違うというのを認識しておく必要がある。「なるべく相手の負担が少なく調整できるように最小限の文面とTimeRexを相手に渡す」という合理的なやりとりもある種の気遣いと言えるし、「相手がどう感じるかわからないから前置きの説明を丁寧めにして、日程調整もどうするのがやりやすいか意向を伺ってからにする」というのも想像力のある気遣いと言える。

これはどちらが正しいというわけではなく、育ってきた環境によって違う考え方になることがあるというだけ。実はどちらも相手に配慮しようとしているというところはズレていない。なので、「合理的な考えができない」「細やかな相手への配慮ができない」といった感じでお互いをけなし合わずに理解するところから始めなければならない。その上で、初対面のやりとりに対してはどういう配慮が適切かを考えることが大事。チャットコミュニケーションで絵文字使うかどうかとかも同じような話だと思う。

めんどくさいと感じる人もいるかもしれないけれど、何かを前に進めたいのならそんなにコストかかるものでもないしちゃんと考えた方がいい。今回のツイットは、自分があまり考えられていない領域だったのでとても参考になった。

頑張ってみるよ、やれるだけ。頑張ってみてよ、少しだけ。