Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

Twitterを利用したエンジニアスカウト

雑にまとめる。

これは自分の感想でしかないのだけれど、エンジニアの不満というのはTwitterにこぼれやすい。 それ自体が良い/悪いという議論はあるが、自分の置かれている環境をどうしようもできないという辛さがネット上に溢れてしまうことを第三者目線から責めることは酷である。

すごく言い方は悪いが、そういう不満がありそうなエンジニアというのは、人材を欲している人事にとっては狙い目である。 SNSに愚痴をこぼすような人は不安という意見もあるかもしれない。しかし自分の周りで辛そうな人たちはもう十二分に努力をした上で絶望しているということが多い。場所を変えれば生き生きしだすということは多分にありうる。

エンジニアを探している人事の人は、イケてるエンジニアをフォローしておくべきだ。そして重要なのは、決して人事から声をかけないということだ。人事から声をかけるのではなく、エンジニアから声をかけてもらった方が絶対に良いと思う。もしそれなりに目立つエンジニアが社内にいるならなおさらだ。すぐに転職する気がなかったとしても、あの人から声をかけられたなら少し話を聞いてみようかなという気持ちになるかもしれない。

もちろん声の掛け方やタイミングはよく考える必要があるし、辛いエンジニアがちゃんと判断できるようにマッチングの材料をきちんと提供しなければならない。あくまで、最初の取っ掛かりとしてTwitterをウォッチしておいて、社内のエンジニアを介してスカウトするというプロセスは割と有効なのではないかという話である。

まあやりすぎるとウザいし気持ち悪いのでバランスが重要。伝える順番は①あなたを知っている/気になっている②辛いなら少し考えてみて、という感じでやんわりと伝えるのがいいかもしれない。あと、誰かれ構わず声をかけるナンパもやめた方がいい。あくまで"あなた"が欲しいのだということを、異性への告白のように真摯に伝えるべきだ。

開始3分で最高を感じられる作品

オススメのアニメや映画ありますかと聞かれていつも返事に困っていた。

もちろんたくさんある。あるのだが、それがオススメできるかは自信がない。興味嗜好だけでなく、年齢やその日の気分にまで左右されることもある。また、全25話中9話くらいでようやくウオォォォ!!!となるいわゆる"遅咲き"の作品もあるのだ。そう、Steins;Gateのことだ。

オススメの作品を聞かれた時、オススメの定義からヒアリングしていくのが確実だ。例えば、ちょっとグロいのが好きだとか、ファンタジーは苦手だとか、チートが好きだとか。しかし、いちいちそんなことをするのは面倒だし相手もそんなにガチで来られることは想定していない。

そこで、最近は開始3分で"最高"を感じさせる作品を伝えるようにしている。開始3分以内となると、かなり削られてしまう。SHIROBAKOも入らない。苦渋の決断となるが、そのくらい絞った方がいいオススメのリストになると思う。音楽や映像、導入部の詩的な雰囲気など、"最高"を感じさせる要素は多々あるが、開始3分で最高だと思える作品のリストはその人の人格を表すと言ってもいいのではないか。

そういう作品を思い出そうとすると意外と出てこない。毎回思い出すのも大変なので、ここにまとめておこうと思う。 気が向いたら更新する。当然だが、偏りがあることは自覚している。

代替案を考える癖をつける

雑にまとめる。

代替案なき意見は不要だとは思わないが、議論を前に進めるためには代替案を考える癖をつけておいた方がいい。

代替案がない意見が歓迎されるのはブレストなど全員の思考を広げる時、あるいはたたき台を元に考慮漏れを指摘し合う時くらいであって、議論して何かを決めていくフェーズではちょっと微妙だと言わざるをえない。

具体的に言うと、「ここってこういう場合どうなるんですか?」「ここってダメだと思います」みたいなただの疑問や反対意見を言うシーン。もちろんそういう指摘が無駄だとは思わないが、相手に答えを押し付けることになる。また、自分はこうしたいという考えを伝えないと相手も反応しづらい。小さなストレスが積み重なるし、コミュニケーションも一往復増えてしまう。

これに対する対策は簡単で、繰り返しになるが代替案を考える癖をつけることだ。ここダメじゃんと思ったらそれをそのまま伝える前に、こうした方がいいんじゃないかと伝えるように思考を整理する。そうすることで、何か理由があってそうなっているという経緯に気づくことができるかもしれない。そういう経緯がなかったとしても、相手に代替案を伝えることでそれを新しいたたき台にして議論できるので物事が進みやすくなる。

代替案をその場で考えて伝えるのはとてもむずかしい。だから、答えのない議論になりそうなミーティングを行うなら準備に時間をかけなければならない。たたき台はミーティングの前に共有してもらい、何か意見をいいたかったらその代替案も全部想定しておくとよい。

言うタイミングも言い方もむずかしいが、それでも代替案があればそんなに変な空気にはならない。慣れてくれば、その場で考えて言葉を選んではなせるようになる。大事なのは、批判や疑問を投げつけるだけではなく常に代替案を考える癖をつけることだ。日々の積み重ねが必ず効いてくるし、そういった姿勢は実践でしか身につけられないものだと思う。自分も精進せねばならない。

松亭での会話を雑にまとめてみる #5

松亭に行ってきた。今回は人数が多くて6人だった。ちなみに自分は7人以上の飲み会はうまく話せず疲れてしまうので参加しないことにしていて、そういう意味では今回は多い方だったがわりと色々な話ができた。飲み会の席での話というのは往々にしてクソみたいな話が多いが、それでも頭の片隅に残ったやりとりを少し書き留めておこうと思う。

夢遊病

「いつの間にかPermissionsDispatcherやOrmaにもコントリビュートしてたんですよね」
「すごい、えらい」
「なんか気がついたら色々なリポジトリにコントリビュートしてて」
「え、こわ。夢遊病じゃん」

世界線1

「労基ってチクったら何かしてくれるんだっけ?」
「はい、たしか本人の代わりに〜(略)〜してくれるはずですよ」
「詳しすぎない…?」
「労基勤めだった世界線から来たのでは」

ぶっ殺すぞ

「は?ぶっ殺すぞ?」
「いや、ぶっ殺すぞじゃなくてさ」
「つよい」

羽川さん

「ダルマは本当に何でも知ってるな」
「もはや羽川ダルマ」
「知ってることだけだわ」

5億円

「やはり金か筋肉あると気持ちに余裕出ますよね」
「わかる」
「なんかイライラしても『ま、いっか俺5億円あるし』ってなりますよね」
「わかります、わかりますけど、でも僕たち5億円持ってないじゃないですか?」
「それですよね」

世界線2

「早稲田生ってどこから通ってるんですか?」
「早稲田か馬場ですよ」
「正確には理工は〜(略)〜で、文型は〜(略)〜ですね」
「詳しすぎない…?」
「早稲田生だった世界線から来たのでは」

Heaven's Feel

「Heaven's Feelどうでした?」
「いや、最高でしたね…圧倒的完成度」
「やっぱり桜ルートが最高ですよね」
「三部作なのでまだ1/3なんですけど、それを差し引いてもよかった。100回見たい」
「明日見ます」

コンバージョン

「彼女さんといつ知り合ったんですか?」
「いつから好きだったんですか?」
「えっと〜(略)〜」
「詳細はいいから早くいつコンバージョンしたのか教えて」
「オイ」

世界線3

「〜(略)〜」
「詳しすぎない…?」
「いったい"何周目"なんだ…?」

彼女

「すみません、今日は彼女のところに帰ります」
「オッ」
「いい話」
「寂しい」


余談だが、この日は久しぶりに終電を逃してしまった。とにかく家に帰りたかったのでタクシーに乗った。思ったより安かったものの大きめの出費ではあったので、今日Heaven's Feelを見に行く嫁許可が下りるか心配である。以上。

締切のない仕事を終わらせる方法

雑にまとめる。

締切のない仕事は仕事ではないという言葉がある。誰が言ったかは忘れたが、たしか偉い人が言ってた言葉だと思う。

締切がない仕事というのは、たしかに存在する。そんな仕事があるのは贅沢な会社かだらけた会社かのどちらかであるが、たまにそういう『やろうと思えば無限に時間をかけられる仕事』というのを見ることがある。

もちろん会社からすると無限に時間をかけていいわけはない。締切がないのではなく、明確じゃないだけなのだ。自分の経験だが、締切が明確じゃない仕事をうまく進められない人のほうが多い。要はだらけるのだ。特に100点症候群あるいは恐怖症の人はいつのまにかすごく時間をかけてしまいがちだ。

ビジネスマンなら当事者意識を持ってキッチリ線を引いて終わらせろよという話なのだが、皆が皆そううまくやれるわけではない。特にチームでの仕事の場合はやっかいで、責任者が明確でないと集団心理が働いてダラダラしてしまう。

これを防ぐ方法は簡単で、締切を作ることだ。それも、逃げられない締切を作るのだ。極端な例だが、社長に説明する場を押さえられたらさすがに準備してその日までに終わらせるはずだ。第三者を巻き込むことで、やらざるを得ない状況を作る。殆どの人は、自分を律することができないので外圧に頼るしかない。「やっていき」と言う人の9割は自分でやることができない。

「もっと議論したい」「もっと完成度をあげたい」わかる、わかるよ。けど伸ばすとさらに期待値も上がるよ。アイツ最近なにやってんだっけ?と思われてるような気がしながら仕事するほうがつらいよ。意外と何とかなるからまずは細かく締切を設定すべきだ。思い描くほどかっこよくはならないかもしれたいが精神的にも楽になるし、確実に成果が出せる。

厄介なのは、その第三者巻き込み手法でさえもだんだんダレてくることだ。今の俺がそうなんだが、やらかさない程度にこなすようになってくる。こうなったらもう言い訳を考えるだけのクズになってしまいよくない。だがそれでも、締切を設定しないよりは全然マシだ。

締切のない仕事を終わらせたいなら締切を自分で設定して逃げられないようにする。緊張感を自分で持てない奴はそうするしかないと思う。がんばろう

俺だけが頑張ってるという感情は危険

時間が微妙に空いてしまったので、その間に自分の経験を踏まえてガーッとまとめる。

特に誰のことを言ってるとかではないので「俺かな…」とか無駄に心配にならないようにしてほしい。

「なんで俺がこんなに頑張らないといけないんだ」みたいな感情湧くことあるよね。「なんで俺がアイツの仕事までしなきゃいけねえんだ」とかさ。「俺はこんなにちゃんとやってるのにあいつらは」とかさ。もうめっちゃあるよね。

その頑張りはたぶん正しいんだけど、この負の感情マジで無駄だなーと思っている。人と自分を比べだすとめっちゃ疲れるんだよね。大体さ、その怒りの根源は自分の不甲斐なさの認識から来てることもあるわけ。自分が圧倒的にできて、他の人にも影響を与えられるくらいなのであれば何も問題ないんじゃないかって。それができない分イライラしちゃって、自分だけなんでこんなに頑張らなきゃいけないんだろうって気持ちになる。

重要なのは、頑張りは別に強要されてないってことだ。自分もまわりに合わせてしまうという手もある。言ってしまえば真面目すぎるのかもしれない。難しいところだけど、呪詛を吐くようになり始めたらちょっとサボってもいいんじゃないかと思う。それか「なんで俺だけこんなにやってるんだよお前らふざけんなよ」とキレるか。一番危険なのは、その負の感情を直接まわりに伝えないまま常にイライラしている人になってしまうことだ。真面目な人ほど、そんな自分にもイライラしてさらにつらくなってしまう。

なんで俺だけみたいな感情を持つようになったら一度落ち着いたほうがいい。理想論だけど、常に笑って余裕ある人の方がかっこいい。危険な感情が続くようなら、場所を変えた方がいいのかもしれない。その見極めを自分でやるのは難しいのだけれど。

ちなみに自分は、頑張って頑張って、それでも呪詛が漏れてるくらいの人はそれはそれで好きだから、まわりの人がどういう感情を持とうがあまり気にしていない。ただ、俺だけ頑張ってるという感情を長期間持つのは精神衛生上よくないだろうねという話である。

iOSDCすごくよかった

iOSDCに行ってきた。お前iOSできんのかと何人にも言われたが、ごめんiOSできない。けれど、縁あって登壇させてもらえることになったので行ってきた。カンファレンスは登壇者として行かないと誰とも話せず終わってしまうので、こういう形でなければ行かなかったと思う。

結論から言うと、すごくよかった。いったん寝ると冷めてアレぇ?となってしまいそうなので、雑に書く用のこのブログにまとめておきたい。あまり知られていないかもしれないが、実は自分は雑なブログと真面目なブログの2つを持っていて、真面目な方に登壇の内容なんかをまとめてある。ちなみに見分け方は、雑な方はアイキャッチが赤いミニドラの画像で、文調は口語体。真面目な方はドラえもんの画像で、文調は丁寧語である。

脈絡なく思ったことをガンガン書いていく。ん?って思うこともあるかもしれないけど、まぁ個人の感想だなと思って読み流して、看過できなかったらDMでそっと教えてほしい。

ミサトさん or セーラームーン

2日目朝は用事があって行けなかったのだけれど、ミサトさんのスポンサー紹介が聞けなくてマジで後悔した。つらい。誰か録音してないかな。それにしてもすげえ判断だなと思った。後でツイート見た時「マジかよ!」って声に出ちゃったもんね。DroidKaigiでは花澤香菜でたのむぞ!

圧倒的ぼっち感と登壇

Androidのイベントでさえ話しかけられないのにiOSのイベントで話しかけられるわけもなく、2日目はほとんど1人で過ごしていた。やはりちゃんとiOSで何かしら成果出してからいけばよかったと思った。今度はFlutterをバリバリやってから行きたい。けど3日目は登壇したからか、何人かの方と話すことができてよかった。2日目に発表を聞きに行った方がわざわざ話しかけてくれて嬉しかった。やはりカンファレンスは登壇した方がいい。特に俺のように自分から話しかけるのが苦手な人にはオススメしたい。

LT最高

こんなに盛り上がるLTは初めてだった。酒も入っていたし、進行のテンションもBGMもよかった。何より、登壇者の皆さんの発表めっちゃ上手で、発表の仕方自体の勉強になってはぁぁぁ〜すごいな〜と思いながら聞いていた。個人的にはJenkinsおじさんとgiginetさんの発表が一番おもしろかった。なんていうのかな、もう全体的に良質なお笑いを見に来たような感じだった。ネタに走っているという意味ではなく、話の流れや抑揚がちゃんと考えられていて、つい聞き入ってしまった。自分も同じくらい上手に話せるようになりたいなと思った。

ネットワーク

ネットワークを組んだのがカンファレンスの内部チームだったと聞いて、マジかよすげえなと思った。しかも当日まで動かなかったとか漫画かよと思った。SHIROBAKOと同じような最高のアニメになるのではなかろうか。全く知識がないのだけれど、DroidKaigiでも内部チームでできたら素敵だなと感じた。やっていきたい。

yome.fm

yome.fm聞いてる人がいて、あんな雑談の垂れ流しでも発信していたら会話のきっかけになるんだなと思って自分を褒めたくなった。「あれ惚気ですよね?」と言われて、そういうつもりはなかったんだけどうまく説明する気もせず「ですね!」と返してしまったが、あれは惚気ではないんですよ?

ベストスピーカー賞

ベストスピーカー賞あんなに盛り上がるのかすげえなと思った。あの一体感はすごい。正直、見る前は「ベストスピーカーいらんやろ。あんなん大人数の部屋の人が勝ち取るに決まっとるやん」とか思ってたんだけど、実際に現場を見てみたら皆そんな穿った見方をしておらずめちゃくちゃ楽しみ祝福していてそんな穿った気持ちは吹っ飛んでしまった。まぁでかい部屋の人が取るだろとは思うんだけど、あれだけ盛り上がるならベストスピーカー賞いいなと思った。あとCA社はすごい。ちょっと入社したいとすら思ってしまった。

会場とスポンサー

会場が早稲田理工だったんだけど、高校大学の近くで懐かしかった。会場自体も駅からすぐのところで行きやすく、広さも何の文句もなかった。1日目はあまりにぼっちだったので、スポンサーブースの缶バッチをひたすら集めて回っていたのだけれど、あの缶バッチは自分にとってはとても訴求力が高く、コンプするために全てのスポンサーブースを回ることとなった。あれ考えた運営の人の策略にハマることとなったが何も後悔はない。Sansan社のラムネが美味くて2日目にまたもらいに行ったんだけど売り切れだった。「次はDroidKaigiに持っていきます」と言われたので期待している。

運営の皆さんとカンファレンスの雰囲気

DroidKaigiで当日スタッフをやったので、なんか運営の皆さんには頭が上がらない。カンファレンスってあんまり数行ったことないんだけれど、なんか雰囲気が違うんだね。なんというか、個人の感想だとiOSDCはDroidKaigiより楽しませよう盛り上げようという意識が強いように感じた。いや、DroidKaigiのスタッフももちろん楽しんでほしいと思ってるんだけれど、なんだろうな、盛り上げ方のお祭り具合とでも言うのだろうか。最後の挨拶で「文化祭のような雰囲気にしたい」という話をされていたが、あぁまさにそんな感じだなと思った。最後帰る時にスタッフが並んでいてハイタッチしながら帰るのは、ちょっと気恥ずかしかったけれどお祭りの終わり感あってすごくよかった。こういうカンファレンスごとの色が違うのも楽しいものだ。

カンファレンスアプリ

カンファレンスアプリのスタッフからの通知がすごくよかった。あれめっちゃいい。Firebaseでやってるのかな。特に認証なかったから全ユーザー対象だよね。DroidKaigiアプリでもやろうと思った。iOSのカンファレンスだからiOSアプリだけしかないのはまぁ当然なのだけれど、Androidアプリもほしいなと思った。Flutterで抽象化して作るぞ!今は開発止まっちゃってるけど、またやっていきが高まった。


全くもってまとまりがない文章になったが、まぁ何が言いたいかというとすごくよかったということだ。tomzohさんはじめ、運営の皆さん本当にお疲れ様でした。自分の発表を聞きに来てくれた皆さん、話しかけに来てくれた方々、ありがとうございました。来年も楽しみにしています。来年はもっとiOSバリバリの発表できるようにがんばろう。