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Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

君の名は。何度か見てきた

最高だった。あんまり考察とかしすぎるのは野暮なので好きじゃないんだけど、 なんというか、どこかに吐き出さないと辛いみたいなよくわからん感情があるので雑に書いておくことにする。

四葉最高

一番好きなのは四葉かもしれない。何が好きかはわからないけど「(口噛み酒)きっと売れるわ」とか「はよ来ない!」とか「いよいよヤバいわ…」とかなんだか心地よい音程の声なんだよな。 自分は結構声からキャラを好きになることが多い気がする。

あと、高校生になった四葉は完全に正義だった。

フェティシズム

言の葉の庭でいう足みたいなシーンの描写が何箇所か入っていた。さすがわかっているという感じだった。

三葉の口噛み酒のシーン、奥寺先輩の浴衣がはだけた時の黒ブラチラ見えシーン、瀧くん三葉のノーブラバスケシーン、いろいろぐっとくるものがあった。

わからないのは、瀧くん三葉が自転車立ちこぎしてる時のパンチラと、ラストで役場に向かって走る三葉のパンチラ。これは監督のフェティシズムとは思えない。川村さんと話して入れることに決めたのだろうか。

司の恋

帰り道、嫁氏に「司、奥寺先輩好きだよね?司はクールぶってるけどたぶん心中穏やかじゃないよ」という話をしたら 「えー司のアレは友情でしょ。そうあってほしい」的なことを言われた。

いや、自分もそう思ってたんだけど、奥寺先輩が「好きだったんだ…」って言ったあとの司の顔ちゃんと見た?あんな顔するのは恋以外ないぞという激論を交わした結果、 司は瀧くんが好きだったんじゃねえ?という沼オチで幕を閉じた。

奥寺先輩の口紅

奥寺先輩、あの絵で口紅つけてるの地味にすごい。何かで読んだけど、口紅をアニメキャラにつけるというのは口まわりをちゃんと立体として捉える必要が出てくるので 難易度が上がる。ちょっとしたバランスでケバくなったり唇お化けになったりする。 口紅をつけたキャラをあんなにバランスよく描けるのは、やはり安藤さんのすごさなのだろうか。

奥寺先輩と瀧くん

奥寺先輩と瀧くん、5年の間に何があったんだよ。親戚のおばちゃんじゃないんだし、何もないのに社会人になって突然会いに来たりしないでしょ。 俺なんて大学卒業してから後輩に会ったの2、3回しかねえよ。

このへんは小説で語られるかなぁと思ったけど何もなかった。小説では明示的に結婚の話が語られた程度だった。 小説ではanother sideでも特に触れられていなかった。

あんまり妄想するのは不毛だけど、「君もちゃんと幸せになりなさい」って何があったんだよ君たちという気持ちが宙ぶらりんになってしまって辛い。 まぁこの辛さは秒速5センチメートルの10000分の1くらいなので放置しておくことにする。

奥寺先輩の理不尽さ

奥寺先輩で思い出したんだけど、先輩のデート時の対応、あれはひどすぎるぞ。「なんだか別人みたいね」って、それ言う?!デート中に?! 高校生の時にあんなこと言われたらマジでトラウマになりかねんぞ。合コンでつまんない男が出てきた時の戦略じゃないんだぞ。デートだぞ。完全につらかった。

テッシー最高

一番好きなのは四葉だけど、テッシーが一番感情移入しやすかった。 爆発とか思い切りよすぎだろとか思ってたんだけど、another sideを読むと心境がわかってテッシーの表情の1つ1つに目が離せなくなったよね。

そういや嫁氏はテッシーは三葉に片思いしてたと言ってたんだけど、俺はそれは違うと思いたい。

好意は抱いているけど、それは恋心というよりも、あの町に根を張った親を持つ者同士のしがらみに対する「わかる」という親近感の方が強いのではなかろうか。 恋というよりは仲間意識に近い。とはいえ、たしかに「知るか!それはお前が始めたことや!」のあたりを見ると恋心に見えなくもないので何とも言えないところだけど。

テッシーと三葉の関係もそうだけど、瀧くんと司たちも「俺たち親友!ズッ友!」みたいな関係じゃなくて、本当に仲のいいほどよい距離感がうまいこと表現されてる感じがあって最高だった。

悠木碧の安定感

悠木碧の安定感パない。今まどかと同じ声と言っても信じない人多いと思う。

特に放送の声がヤバい。声が緊張で微妙に震えてる感じが出てて、ウワァとなった。

ユキちゃん先生

ユキちゃんせんせえええええええええええええええええ!!!!!

息づかいと間

総じて息づかいで鳥肌たつことが多かった。RADWINPSの歌も、最初の夢灯籠の始まりもブレスから入っている。 あれは監督の指示で「洋二郎さんのブレスから始めたい」という話があったらしい。最高かよ。

新海誠監督の作品はいつも独特の息づかいと間を持っていて、それは神木隆之介さんも意識していたらしい。さすが秒速を30回以上見て練習していた人だ。 例えば、飛騨に向かう電車の中で「コイツ出会い系で〜」と司に茶化された時に瀧くんが「ちげーよ!」と大きな声を出すシーンがある。 このシーンは「ちげーよ!」なのか「ちっげーよ!」なのか監督と話して決めたらしい。

間といえば、かたわれ時で2人が出会った直後、瀧くんが瀧くんとして話す直前に完全に映像が止まるシーンが1秒弱あるんだけど、ネットで動画見てる時に止まることに慣れてしまったせいか「あれ?」と戸惑うことが多かった。

扉を閉じる表現

窓や障子、電車のドアの閉じる表現が多かった。 こういうシーンがあることで場面の区切りがわかりやすくテンポもよかった気がする。

糸守の湖が映るシーンでは鳶の鳴き声がよく響いていた。最初は綺麗な自然とあいまって美しさが際立ったのだけど、 瀧くんが糸守に着いた時に凄惨な現場で鳴く鳶の声は寂しさを増幅している感じがした。

同じ鳴き声でも風景が違うだけで全然感じ方が違うのだなと思った。

人生の基本でしょう?!

三葉の「人生の基本でしょう?!」が好きすぎる。なんというか、あの裏返りそうな泣き出しそうな絶妙な声が最高。 「男子の視線!スカート注意!人生の基本でしょう?!」の最強の三点拍子は無限に聞いていたい。

コードレビューなんかで積極的に使っていきたいフレーズである。

予告映像とのギャップが少ない

予告映像と本編のギャップがこんなに少ない作品は珍しいと思う。 だいたい予告映像がよすぎて本編は勢いがなくなったように見えることが多いんだけど、 君の名は。はそんなことはなく、むしろ入れ替わりのシーンでは勢いが増している感じだった。

これは絵コンテ中に音楽を作り、音楽に合わせて絵コンテを修正するというフローによる効果だったのかもしれない。

予告映像で編集が神がかっていたのは「忘れたくなかった人!」「忘れちゃダメな人!」あたりの掛け合い。あそこは最高すぎてウワァとなる。

入れ替わりの起源

入れ替わりの起源はまだよくわかってない。 宮水家の血を受け継ぐ三葉が入れ替わりをするというのはまぁわかる。another sideでは四葉も入れ替わりしてるし。 けどなぜ相手が瀧くんなのかは謎である。卵が先か鶏が先かみたいな話になるけれど、逆説的に言えば三年前に瀧くんに会いに行ったからということになるのだろうか。

このへんな答えは出なくてもいいから色んな考察聞いてみたい。

まゆごろうの大火

200年前にまゆごろうの大火で書物とか何もかもが燃えて1000年の宮水の伝統の理由やご神体のルーツがわからなくなったという話があった。 しかしこれをなぜ映画の中であんなにちゃんと説明したのかわからない。一回目は組紐やりながら一葉が説明してくれるんだけど、二回目にご神体に向かう時にもっかい出てくるじゃん。 「あれ?これこんなに重要な話なのか?おれは何かとんでもない見落とししてる?」と思ったんだけど、小説読んでも理由はよくわからなかった。

監督が理由なく無駄なシーンを入れるはずがない。1時間40分に収めるために色々なシーンを泣く泣く削ってきたはずで、上映されているシーンはどれもその中で生き残ってきた精鋭なのだ。 なぜまゆごろうの大火の話が生き残ったのか、いろいろ読んで理解したい。

オーバーラップ

同じシーンをオーバーラップさせるみたいな効果が最高だった。 例えば最初のドアが閉まるシーンは最後にも出てくるし、入れ替わりのテンポのよい映像も音楽がバックで無音の映像と声が入った映像で同じのが流れる。

まったく同じではないけれど、三葉瀧くんが坂を走るシーンとデートに遅れそうな瀧くんが走るシーンが同じ場所なのはすごくぐっと来る。

方言監修

方言監修が岐阜県出身の声優さんだった。たぶんテッシーのお母さん?あれが本場なのかと思うと、次はテッシーのお母さんに集中して見ないとなという気持ちになった。


次は飲みながら雑に話した後に締めで見たい。漫喫で雑誌と映像見まくる ⇒ 松亭で雑飲み ⇒ 映画館で見て締めという最高コンボきめたい。