自分がオーナーシップを持って物事を進める時には、少なくとも組織内ではその領域のことを一番考えているという自信を持つほうがいいと思っていて、そのあたりの話を雑に書いておきたい。
なんでかというと、結局一番考えてないと説明責任を果たせないからなんだよな。たとえば「なんでこういう方針にしたんですか?」、「このあたりは考慮できていますか?」みたいにまわりから聞かれた時に、「それはもう過去に私の脳が通ってきた道だ」みたいな感じで二周目状態になっていないと説明できない。
自分は昔「説明責任とかしゃらくせえ、"遂行" できればええやろ」と考えていたことがある。それはそうで、小さいタスクだとそれで全然OK。けどねぇ、なんかうまくいかなくなるんだよな。説明しながら "刻む" 進め方を身につけないと、物事を前に進められなくなってくるのよ。もしかしたら "圧倒的" なレベルの人はそんなことはないのかもしれないけれど、少なくとも自分は成果が頭打ちになった。
「一番詳しい」じゃなくて「一番考えてる」という自信でいい。結果的に一番詳しくなってしまうことも多いが、結果ではなく自己満足な "やってきた" というプロセスに対する自信でいい。何を言われても「いや、俺が一番このことを考えてるわ」と思える状態になることが重要。これは回数と時間を積み上げていけばちょっとずつできてくる。むずかしいこともあるけどね。
そもそもそんな情熱持つの無理だわという人もいると思う。わかる。こういうスタンスは人によって向き不向きあるのかもしれない。自分は何かを説明する時にうまくできずに玉砕することが多くて、そういう状況になるのがほんと嫌なんだよね。今は慣れてはいるけど嫌なものは嫌。で、比較的うまくいった時は自分が一番考えてるという自信を持てていたと気づいて、それからそういう状態を目指すように動き方を変えてきたみたいな感じ。出発点は「恥かきたくない」みたいなわりとネガティブよりなモチベーションかもしれない。
最後に余談なんだけれど、この「自分が一番考えてる」という自信は、自分がオーナーシップを持っている時にのみ発揮するべきだと思っている。他人がオーナーシップを持っている時に、「俺のほうが考えてる」みたいな態度で接してはいけない。その振る舞いは相手のモチベーションを根っこから削ぎ、オーナーシップを殺してしまう。実態は自分の方が長くやっている分野で詳しいこともあるし、意見を言ってはいけないということではない。相手に接する時のスタンスの話である。
自分がオーナーシップを持って説明する時は他人より10倍考えてきた自信を持ち、他人がオーナーシップを持って説明してる時は自分より10倍考えてるはずという敬意を持って接しよう。そういう態度は必ず相手に伝わる。そんだけ。