Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

じわじわMPを削っている"毒"は何か

仕事終わりどころか朝起きた瞬間からなんだか疲れてしまっていることがある。

そういう時は体力的には元気でもポンコツになる。RPGゲームで言うとMPがじわじわ削られているような感覚で、注意力や集中力も落ちて生産性ががくんと下がってくる。自分はこれを "毒状態" と呼んでいる。毒効果はたいていHPを削るものだが、そこはあまり気にしないでほしい。

自身が毒状態にあることを認識したら、原因を明確にするところから始めなければならない。

たとえば、他チームの◯◯さんとのやりとりに苦労してるとか、ミーティングで人と話す時間が増えて気疲れしてるとか。何か期限があるタスクを誰にも相談できずに抱え込んじゃってるとかもよくある。あるいはプライベートの心配事なども関係しているかもしれない。

経験上、毒状態には2つの傾向がある。ひとつは「単一ではなく複数が積み重なっていること」、もうひとつは「人の顔がチラついてしまっていること」である。

本来タフで馬力もある人がなんだかしんどそうにしている時は、何をするにも誰かの顔が頭にチラついて離れないみたいな状態になっていることが多い。シャワーを浴びながらため息をついたり、朝からつらいと呟いてしまったりするやつである。

そうなった時は、何が毒になっているかを書き出して把握してみるとそれだけで少し楽になる。しかし、毒状態の時に自分で釜の蓋を開けるのはしんどい。できるなら誰かに手伝ってもらった方がいい。

たとえば、1on1で「最近MP削られてるから"毒消し"手伝ってください」みたいな感じで話してみるといいかもしれない。逆に聞く側の立場なら「最近脳内を占めていることトップ3は何ですか」といった話から聞いていくとよさそう。

そもそも毒状態にならないように鍛えとけというのはそのとおりなんだけれど、まあ実際いろいろあってそうなることはあるし仕方ない。自分のまわりを見ると、真面目でがんばり屋な人ほど陥りがちな気もする。

まずは毒状態であることを認識するのが大事。あるいは、毒状態っぽい人がいたら「あなたの毒はどこから?」みたいな感じで接してみるといいかもしれない。毒消しの第一歩はパーティーメンバーへの共有からなのだ。