Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

共通認識を揃えて前置きの謝罪を減らす

不要な摩擦を減らすために、一言謝罪を入れてしまいそうになることがある。特にテキストコミュニケーションで多い。たとえば以下のような一言である。

  • 「横からすみません」
  • 「忙しいところすみませんが」
  • 「休日にメンション失礼します」
  • 「もう認識されていたらすみません」
  • 「行き違いだったら申し訳ないんですが」
  • 「自分の認識違いだったらすみません」

こういうちょっとした気遣いはとても重要で、それ自体を否定することはない。ただしやりすぎは健全ではないと思っていて、こういった謝罪による前置きは減らせるようにしていきたい。たとえば有休や育休を取る時には、ただの前置きだとしても謝罪はしない方がよいと思う。過度な気遣いは文化の形成においてマイナスに働くこともありうる。

これをどう解決するかというと、共通認識を揃えておくことが必要だと思う。

例えばSlackで「深夜にメンションすみません」という謝罪は、Slackの運用ルールで「メンションはいつでもOK。受け取る側が設定で工夫する」という話を決めて浸透させておけばよい。「横からすみません」という謝罪は、「気になったことはどんどん発言していくことを推奨する」といった指針を決めて皆が文化として受け入れられればよい。

とはいえ、こういう前置きの謝罪をしたくなる気持ちはすごくわかるし、「謝罪はやめましょう」というコミュニケーションもそれはそれで萎縮させてしまうことになりうる。関係性を築いた上で伝え方に気をつけて「遠慮はいらんですよ」と伝えていくのがいいのかもしれない。あるいは、この前置きの謝罪は不要ということ自体も共通認識として最初に揃えておくとよいのかもしれない。