Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

夫婦円満の秘訣

夫婦円満の秘訣を色んな人に聞かれる。先日嫁氏の友だちが家に遊びに来た時にも聞かれた。

どうやら周りから見ると円満に見えるらしいが、わりとよく怒られるし怒りもする。そもそも会話がある時点で仲がいいという話なのかもしれない。

秘訣と言われると何も意識していないのでうまく答えられず、「思いやりですかね」というクソの役にも立たない返答しか出てこないことが多かったのだが、先日嫁氏と散歩しながら話をして一つ気がついたことがあった。それは、円満の秘訣は夫婦の関係以外のストレスをいかに減らすかにかかっているのではないかということだ。

基本的に嫁氏と趣味や好みが似ているのも多分に関係しているが、そうは言ってもどこかに歩み寄らなければならない部分が出てくる。中には完全に何も不満なくて常にお互いが最高リスペクトみたいな人たちもいるかもしれないが。

その歩み寄ろうとする時のストレスがひずみになる。おそらく質問してくる人はこのへんに不安があるのだと思う。すなわち、「なんで俺がこんなに我慢しなくちゃいけねえんだ?」とか「なんか窮屈だしうざったいな」といった負の感情だ。一つ一つは小さいひずみでも、積み重なると憎しみに変わる。

最低限我慢が許容できる範囲かどうかが鍵になるんだろうけれど、まぁそこは何とかやってほしい。自分の場合はそんなに我慢するようなことはないが、たまにむっとすることはある。そういう時はだいたい自分の余裕がない。余裕がある時は笑い飛ばせるようなことでも、余裕がない時にはイライラしてしまうことは、誰しも少しは経験があると思う。夫婦生活に限った話ではない。

夫婦円満の秘訣みたいなのは特に意識したことはないが、しいて言えば夫婦生活以外の部分で余裕を保つことかもしれない。仕事、プライベートで追い詰められた感情が家で放出されてしまうのはよくない。身も蓋もないことを言えば、夫婦関係なんてもう運みたいなものだと思っていて、それ以外の自分がコントロールできる部分で工夫した方がいいのではないかと思う。自分の場合はそれが仕事や執筆や登壇のバランスになる。最近はちょっと余裕がなくて家でも迷惑をかけたので、KPTでもして改善しようと思う。

ちなみに、こんなことを言いつつ自分もそんなにうまく余裕を保てているわけではない。嫌なことがあった時は嫁氏に話していて、もしかしたらそのおかげで最低限の余裕を保てているのかもしれない。このあたりのやり方は人によるので、よしなにやるしかないのだろう。