Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

オススメのすだちの食べ方

祖母の家の裏の山にすだちの木が群生していて、毎年この時期にたくさん届くので同僚やトモダチ、行きつけの居酒屋などに配っている。

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どう食うのがいいのかとよく聞かれるので、そろそろオススメの食べ方をまとめておこうと思う。

そもそもすだちとは何かと言うと、和風レモンみたいなものだと思っておけばよい。かぼすや柚子と似たような爽やかな風味のある柑橘類で、何かにかけるのが一般的な食べ方である。

その基本を踏まえた上で、自分のオススメの食べ方をいくつか書いておく。

  • スーパーカップバニラにかける
    • 信じられないかもしれないが、バニラの甘さに爽やかな酸味が加わりとても美味い。上等なバニラアイスより安めのアイスの方がオススメ
  • そうめん、うどんにかける
    • いくらでも食べられる味になる。ただし、卵とは合わないので食い合わせには注意
  • ペペロンチーノにかける
    • いくらでも食べられる味になる
  • 焼き秋刀魚や唐揚げにかける
    • いくらでも食べられる味になる
  • 冷奴にかける
    • ちょっといい感じの味になる
  • すだち汁にコショウを入れたタレで餃子を食う
    • 美味い。個人的にはダンダダン酒場の冷凍餃子が一番好き

以上。自分は酒を飲まないが、ハイボールに入れても美味いらしい。

仕事で親切と言われ始めたら注意

仕事において親切と言われ始めたらちょっと注意したほうがいいと思っていて、その話を雑にまとめておきたい。

親切と言われるともちろん悪い気はしないんだけど、同時にやばいなと感じることがある。親切と言われる背景には、「本来その人がやるべきでないタスクを拾っている」場合があるからである。

誰かがやらなければいけないのだけれど、毎回同じ人がやることになってたりすると属人化するしあまりよくない。チームで捌けるように工夫できないか検討したほうがいい。

実は突き詰めると意味のない仕事だったと気づいたり、自動化で解決したり、他の人でもできるようにドキュメントにまとめて共有したり、そういうことができてないから毎回手を動かしてしまう。結果、親切に映って感謝はされるんだけれど、本当は効率よく仕事ができてないことを反省しなければならなかったりするのだ。

もちろん状況による。あと信頼関係を築くためにあえて親切な動きをするのもいいと思う。親切という言葉の裏にある課題に自覚的であれば問題はない。ちなみに自分は褒めてもらえて内心ニコニコしている。

面接官が2人いる面接に対するフィードバック

最近面接を2人体制でやるようにしてみたので、気になっていたことを聞いてみた。その結果を雑にまとめておく。

面接する側の立場だと2人で面接する方が準備や当日のやりとりが楽だったり、見極めも2人で認識を合わせられたりと色々とメリットがある。

一方で、面接を受ける立場だと2対1の面接だとちょっと萎縮してしまう人もいるのではないかと思って少し気になっていた。面接ではミスマッチが起こらないよう、お互いに正確に見極められるようにしたい。そのために、面接を受ける人とはなるべく普段どおりの落ち着いた気持ちで話したいという気持ちがあった。

そこで勢いでTwitterアンケートを流してみた。もう少し文脈を明確にした方がよかったと後でちょっと後悔したが、まあそんなに結果に差が出るものではないはずである。

結果から言うと、15%くらいの人は 「緊張して面接結果に影響が出そう」 とのことだった。一方で、選択肢には入れていなかったのだが 「2名人いた方が緊張しない」 というコメントや引用リプも意外と多かった。状況によるけれど、たしかに自分も1対1の方が緊張することもある気がする。

緊張してしまう人に対しては、「なぜ2名いるのか」「どういう役割分担なのか」といった情報を事前に渡しておくことで少し解消されるかもしれない。面接の情報公開方法としてはQuipperの面接ガイドラインが素晴らしいので、こういった取り組みを取り入れて少しでも面接を受けにきてくれる方の余計な負担を減らしておきたいと思う。

quipper.hatenablog.com

ちょっと別の話だけれどこういう気持ちもとてもわかる。

あわせて読みたい

演じるうちにできるようになる

ある日SNSをみると知り合いが嘆いていた。子どもがYouTuberの話し方や仕草を真似し出して、あの不自然なハイテンションというか独特の雰囲気がひどく嫌らしい。

ちょっとわかる。一方で、そこまで影響を与えられるのすごいなと思ってしまった。何度も見ているうちに無意識に似てくるのだろう。逆に、この人の所作を真似してほしいという動画を見せていたら人は意外と簡単に行動や性格が変わってくるのかもしれない。

思えば、自分のまわりのできる人は色々なところからエッセンスを抽出して真似るのが上手い気がする。それは本だったり先輩だったりSNS上ですごいと感じる人だったり、様々である。例えば同じエディタやキーボードを使ってみたり、会議のファシリテーション中の言い回しを真似してみたり、いいと思うところを組み合わせて自分のものにしているなと感じる。

自分のロールモデルを見つけるとよいとか、自分が一番下手くそでいようとかはこの真似るところがたくさんある環境に身を置くと成長しやすいよという助言だと思う。

ただ、真似するのが難しい分野もあると思う。以前一緒に働いていたPdM氏からは本当にたくさん学ぶところがあった。自分からみると彼はアイスブレイクの達人で、ミーティングの最初の小噺はいつも場を和ませていた。ある日、CSチームのメンバーが彼に「変な質問していいですか?」と聞いたとき、「もちろんです!変な質問大好きです!」と即答していたこともあった。この相手の緊張を一気にほぐすやりとりには自分はいたく感銘を受けたが、自分は性格が違うからそのまま真似るものでもないと取り入れることはなかった。

それから1年半くらいたった今は少し考えが変わって、性格が影響するような部分も演じているうちにできるようになると思っている。例えばミーティングの最初の小噺も、最初は緊張はするしうまくいかないかもしれないが、何度かやれば慣れてくるというか、自分の振る舞いとして馴染んでくる感覚がある。

演じるというと何か気色悪い気もしてしまうが、少しテンション上げたり声を張ってみたりするのはわりと誰もがやっているのではないかと思う。YouTuberも普段からああいう話し方ではなく、数字を伸ばすために色々試した結果、カメラの前で自然と演じられるようになったのではないかという気がする。想像だけど。

振る舞い全部をいきなり演じるのは難しいので、具体的なアクションに落とすとよいかもしれない。最初の挨拶だけちょっと声を張ってみるとか、小噺がスベッた時の言葉を用意しておくとか、今回は必ず相手の名前を呼んでみるとか、単純なタスクに落とすとやりやすい。演者の発声練習のようなものだ。

YouTuberの話し方や仕草を真似するのがいいのかは置いておいて、そういう影響を与える側も受ける側もすごいなと思った。私からは以上です。

質問に答えるのは難しい

息子が1歳になったがまだ言葉を話し出す気配がない。本当にこいつがペラペラと話して「何これなぜなぜ」と質問攻撃しだすんだろうか。全くもって想像がつかない。

質問といえば、質問に対して相手の聞きたい答えをキチンと回答するのって実はかなり難易度が高いと思っていて、その話を書いておきたい。

「質問をよく聞き、文字面だけではなく相手が何を聞きたいのか想像して確かめた上で回答すればいいだけでしょ」という人もいるかもしれない。正しい!しかしそれができる人は実は少ない。普段はそういう振る舞いができていても、相手から非難されているような後ろめたい気持ちになってしまった時など、感情や緊張感に左右されてうまく答えられなかったという経験がある人はわりといるんじゃないだろうか。

例を出そう。校則で義務付けられた肩掛けカバンに対して、ある生徒が「肩掛けカバンだと片方の肩に重さが偏って姿勢が悪くなりそうで心配です。リュックの利用を検討していただけませんか?」と意見を言ったとする。

それに対して先生が「それは校則で定められているからできない」と答えた場合、それは質問に正しく答えていない。この生徒は「検討してもらえないか」と聞いているのであって、「利用させてもらえないか」と聞いているわけではない。現状校則で定められているからといって、検討すらできない理由にはならない。「持ち方を工夫してほしい」とか「今まで問題になったケースはない」といった回答も同様に、質問に答えていない。

この場合、聞きたいのは「検討してもらえるのか」「仮にすでに検討してもらえているとしたらどういう状況なのか」「これから検討してもらうとしたらどういう手順が必要なのか」「検討すらできないとしたらどういう理由があるのか」のような説明である。

「正直に言うと検討する余裕もない。今はちょっと忙しすぎる」という答えは一応質問に答えているかもしれないが、完全に答えているとは言えない。聞かれた先生が忙しいのは本当かもしれないが、生徒は「(あなたが) 検討してくれないか」と聞いているわけではない。何でもいいから何かしら方法はないかを聞きたいわけだ。自分が忙しいなら、他の選択肢なども何個か出して説明してあげるべきである。

この例は極端な話なので先生がクソやんで終わる話ではある。ただ、似たような話で質問に対して回答になってないケースは多々見かける。たぶん自分もちゃんと答えられてない時があると思う。

ひとつ工夫できるとすれば、質問に正しく答えられているか質問する方法がある。「校則を変える話になるから署名を集めるところからみたいな長い話になっちゃうけどいい?」と事前に聞くとか、答えた後に「質問の答えになってましたか?」と聞いてみるとかそういうの。カンファレンスの登壇者がしばしばよく使うようなフレーズでもある。

まだ「うあー」「にゃんにゃんにゃー」などとしか言わない息子が、いつか何かを質問してきた時のために自分も回答のスキルを磨いておかなければならない。

意見を言う前に感謝や謝罪を伝えて感情の摩擦を減らす

最近のテラスハウスのメンバーは年齢が若めなせいかコミュニケーションが雑で衝突が多くつらい。マジで今期は人にオススメできない。

意見の伝え方がヘタクソで無駄に衝突が起きることが本当に多くて不毛。相手が感情的になりやすいような伝え方をしていて、「オイオイあなたその言い方はダメよ」って感じ。具体的に言うと「わたしあなたのあの行動すごい嫌だった」という意見に対して「〇〇はそう感じたかもしれないけどでもわたしは〜」みたいに返してインファイトスタイルになることが多いのだ。

オフラインでもオンラインでも同じだけど、相手の意見に対して何か自分の意見を伝えるとき、賛同であれ反対であれ一度相手の意見に反応を返してから伝えるとうまくコミュニケーションを取れる。議論がうまい人や話しかけやすい人は、だいたいこのやり方が癖になってる気がする。

例を出そう。

「〇〇さんの資料分かりにくいので作り直したほうがよくないですか?」とSlackで言われた時にどう返すか。

もしかしたらちょっとムッとしてしまって、「どこがわかりにくいか教えてもらえますか?」とシュッと返してしまうかもしれない。わかる。この例は指摘の仕方もよくないよね。

ただ、その返答だと相手もヒートアップしてめんどくさいことになるかもしれない。指摘してくれたことに対しては一度感謝を伝えて、その上で自分の意見や質問を返すと、余計な感情の摩擦が減り建設的な話をしやすくなる。

謝罪も同様で、相手の意見の中で自分に非がある、または非があるかもしれない箇所に対してまず謝って、それから意見を伝える方が相手が受け止めてくれやすい。

めんどくさいよね。わかる。慣れるまではめんどくさいよ。けど相手に自分の意見を伝えて話を前に進めたいのなら、感情の摩擦を減らすために最初に感謝や謝罪を伝える癖をつけたほうが楽だよ。

意見に対して意見が返ってくると自分の意見が伝わってないと感じて感情的になっちゃう人もいることを心に留めておくのがいいのかもしれない。感情の摩擦が一度発生するととてもめんどくさいので発生しないように工夫したほうがいい。このツイートにも完全に同意である。

まあ自分にも"感情"があるのでそんなにうまくできてはいない。テラハメンバーを反面教師として思ったことを書きなぐっただけだ。早く俺の好きなテラハに戻ってほしい。全員卒業して"大人"が入ってきてくれ。

劇場版SHIROBAKO見てきた

コロナのことを調べた上で映画館に見にいく判断をし、息子を寝かしつけてからレイトショーを見に行った。 雑に感想を書いておく

  • よかった
  • 正直最初の方悲しすぎてちょっと辛かった
  • 宮森がカレー食うシーンで泣いてしまった。隣に座った外国人の方も泣いてた
  • とにかく松亭に行きたくなった
  • 松亭のシーンのメニュー、だいたい食ったことあって「あ、鳥豆腐と唐揚げとポテサラだ。美味いよね」みたいな気持ちになった
  • 堂本さん息子と酒飲んでる!そっかー4年も経ったもんねぇ
  • 遠藤さんの奥さんが「遠藤くん」って呼んでるの最高。たぶん隣に座った外国人の方もにやけてた
  • 下柳さんと遠藤さんがお互いを呼び捨てにしてるのよくないですか
  • 絵麻と久乃木もそうだけど関係が濃くなってた。まあ4年も経ったもんねぇ
  • 久乃木ちゃん喋れるようになったなー
  • 全体的にアニメっぽい演出が多くて自分は好きだった
  • ロロ可愛すぎでは。あの独特の雰囲気を4年越しに出せる木村珠莉さんすごくない?
  • 今回みーちゃんのことがもっと好きになった
  • みーちゃんがメンバーに仕事をうまく委譲できてなかった話、めっちゃくちゃわかる。これはマネジメントあるある
  • 杉江さんよかった。けど髭はない方がいいと思う
  • 宮森は優秀。色々素晴らしいけれど、自分の意志を持っててメンバーに伝えられるところが特にいい。こういうPdMいいよね
  • 目標があると団結するよなーとは思うものの、無茶すぎるスケジュールだとメンバーの士気さがることもあるよなー。それをまとめられたのはディレクター宮森の手腕なんだろうか
  • ずかちゃんの「言わなきゃ伝わらない」の話が、ラストシーンを作り直したいことを宮森が伝えるシーンにも効いててよかった
  • 本当はもっと詰め込みたかった話たくさんあったんだろうけれど、2時間でまとめててすごいなーと思った
  • 小笠原さん!!!違うの!!!!
  • 何気に太郎はやはり要所要所でいいこと言ってる。ラストシーン作り直しの会議で今は監督の満足じゃなくて観客の満足の話をしてるっていうの本質発言では
  • 平岡が一皮向けて自分の経験をもとにアドバイスしてる。しかも気を使わせすぎない自然な感じでよい
  • 下柳さんが遠藤さんに「お前が書くべきだと思った」って言うとこ、「アニメーターも人間だからお前にしか出来ないと言われたいんだよね」じゃん
  • 絵麻が生活レベル上がってて安心した
  • タイマス事変で遠藤さんがすごい悔しそうにしてるの見て、ここまで引きずるの逆に羨ましいなと思った。自分もプロダクトを世に出せなかったことあるけれどそんなに気落ちせずに次いくぞみたいな感じだった
  • 瀬川さんと遠藤さん、以前に関係性の考察書いたけれど、ゲーセンでのやり取り見て思ってたよりもっと関係深かったのかと思った
  • 瀬川さんが遠藤さんとの口論のあと「私正論ばっかり言って相手を傷つけちゃうんだよね」って後悔を漏らしてるシーンめっちゃよかった
  • 新キャラの宮井さんは最初のギャップとテンポすごいよかった。中盤〜終盤もっと出番ほしいくらいだった
  • 絵麻の子供のあやし方よかった。のせるのがうまい
  • 契約のあたりは、物語の流れ的に宮森の乗り越える場面だったというのはわかるけれど、欲を言うならナベPのかっこいいところを見たかった感ある
  • やっぱりロロ可愛かったなー(2回目)。お腹の三日月の由来にも触れててよかった
  • 次また4年後見たいなと思った