Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

言いたいことあるけど言わんとこのパターン分け

「言いたいことはあるけど言わんとこ」ってなることあるよね。言わなくて正解ってことももちろんあるんだけど、仕事の中でそういうのが積み重なるとストレス溜まるし、自分が逆の立場だったらどんなことでも言ってもらいたいのでなるべく言うようにはしている。

この意見はあるんだけど言わない/言ってくれないケースっていくつかパターンがあると感じているので、今後改善したくなった時のための整理としていくつか書いておく。

  • 諦めている
    • (今さら言っても仕方ないし) 言わんとこ
    • (言ってもどうせ変わらんだろうし) 言わんとこ
  • 気遣いしている
    • (言ったら変な空気になりそうだし) 言わんとこ
    • (時間押してるから長引かせん方がいいし) 言わんとこ
    • (今ここで話すと誰かが嫌な気持ちになりそうだし) 言わんとこ
    • (相手が感情的になっちゃいそうだし) 言わんとこ
  • 線引きしている
    • (○○さんが説明するべきだと思うし自分は) 言わんとこ
    • (自分の仕事で忙しいし) 言わんとこ
    • (無責任に口だけ出すみたいにしたくないし) 何も言わんとこ
  • 自信がないし不安
    • (アホと思われたら嫌だし) 言わんとこ
    • (たぶんこうだけど自信ないし) 言わんとこ
    • (正直よくわからないし) 言わんとこ
  • 言語化が難しい
    • (うまく言語化できないし) 言わんとこ
    • (すぐ考えまとまらないし口頭で説明できないから) 言わんとこ
    • (あとでちゃんと考えた上で話したいから今は) 言わんとこ
    • (ツッコミどころが多すぎて何から言っていいかわからんからいったん) 言わんとこ
  • 強い意見がない
    • (正直どっちでもいいし自分は何も) 言わんとこ
    • (特に意見がないし何も) 言わんとこ
    • (今なんだか気分じゃないから) 言わんとこ

がっと書いてくのでたぶんもっと適切なグルーピングできると思うけどいったんいいや。他にも色々あると思う。

感覚的には、わりと多いのは「諦め」じゃないかという気がしている。これが続いて感情をなくした人を今まで何度か見てきた。

どのパターンなのか考えないとうまいこと改善できない。意見を出しにくい原因は心理的安全性の欠如だけではないのだ。こういう問題はどこでも起こりうると思うので、うまくできている人がいたら教えてほしい。

ちなみに自分はどんな意見でも伝えてくれる人は条件なく好きだし、いつでもちゃんと受け止められる余裕を持つようにしたいものである。

俺はハラスメントをしていないか

ビルド待ちだ。駄文を書こう。

昨日の夜から、カンファレンスで身体的特徴に言及するのはナシだよね、アンチハラスメントポリシーを載せるべきだよねという話がTLにいっぱい流れてきた。実際に不快な気持ちになった人がいて、楽しみにしていたカンファレンスを途中で抜けてしまったということだったらしい。経緯に関わらず、誰かが嫌な気持ちになるのは悲しいことだ。

イベントではアンチハラスメントポリシーを明記しようぜというのはその通りだと思うし何も意見はない。気になっていくつかのポリシーを見てみたが、個人的にはメル社の規定しているポリシーは簡潔でよくまとまっていて素晴らしいなと思った。

about.mercari.com

何かをダメと伝えるときに難しいのは、「なぜダメなのか」「どこからダメなのか」を理解してもらうところである。ポリシーを読むとわかると思うが、矛盾がないようにかなり抽象化されつつ長くならない程度に具体的な内容を書いている。これはいわばリファレンスだ。何かあったときに立ち返って、ほらダメだよねと伝えるための材料になる。しかし、これを読んだからといって"心から理解した"状態になり行動できるかというとそうではない。なぜ友達に意地悪をしない方がいいかを何度も子供に伝え続けるのと同じように、理解と行動には隔たりがあると割り切った上で根気強く伝えていくしかないのだ。大人も子供も大差はない。

先の例に戻ろう。何か主題のあるイベントで身体的特徴に言及してはダメな理由は、関係がないことに言及することで主題が伝わりづらくなりカンファレンスの意義が薄まることの防止、そして不快な思いをする人がいるかもしれないことへの配慮だと思う。ここはポリシー次第な気もするので間違っていたら教えてほしい。

後者の「かもしれない」というのが難しいところである。この「かもしれない」という意識は、人の想像力に依存するからだ。想像力は経験によって培われる。車の教習でも何でもそうだ。つまり、経験がないことは自分でもまったく気づいていないということもありうるのだ。

俺は怖い。自分がハラスメントをしていないか、振り返ってみるとたぶんしているかもしれない。それがわからないのが怖いのだ。イベントの行動規範に限った話ではない。根底にあるのは「主題のある話をしてるときに身体的特徴の話は不要でしょ」みたいなことだと思うが、SNSや職場の発言で何かまずいことを言っていないだろうか。何かの記事をシェアして、○○さんめっちゃ痩せたなとか書いたことはたぶんあると思う。これはどうなんだろうか。

逆の立場だと、俺もインタビューで写真が載ったときに筋肉筋肉という感想が流れたことがあるが、まったく気にしていなかった。でももしかしたら気にする人がいるのかもしれない。気の置けない仲だと思って話したことでも、実は相手を傷つけているかもしれない。そう考えるととても怖いよね。俺は息子に1日に150回くらい可愛い可愛いと言っていて、他所の子にもついつい可愛いですねと言ってしまうことがある。極論いうとこれもまずいシチュエーションもありうる。さすがにそんなことないでしょ?と思うかもしれない。でも、たぶん今回カンファレンスで「かわいい」と言った人も同じくらいのテンションだった可能性もありうる。自分の想像力を疑って行動する必要があるのだ。

少なくともイベントではポリシーに沿った行動を心がけることはできる。それはとても意味のあることだ。ただこれはひとつの事象であって、意識に浸透できているかというと懐疑的だ。はたして俺はハラスメントをしていないのだろうか。不特定多数の人に伝わる場でのコメントや発言をする際には、特に慎重になろうと思った。みんなで教えあって仲良くやっていけるといいよね。根底にあるのは他者への思いやりだと思うので、場を整えてくれているイベントの運営の皆さんにも感謝の心を忘れないようにしたい。

ビルドはとっくに終わったのでこれで失礼する。アデュー

いつか息子と松亭で

この記事はSHIROBAKO Advent Calendar 5日目の記事である。代打なので少し遅くなったが勢いで書くことにする。

adventar.org

劇中でずかちゃんがバイトしている居酒屋 松亭(正確には柗亭)に初めて訪れたのは、2015年7月のことだった。当時の話は@kgmyshinさんがブログに残してくれている。

以来、劇中そのままの何とも言えないアットホームな雰囲気と安く美味しい飯に魅了され、気づけば月一で通い続けていた。

途中から数えなくなってしまったが、たぶん40回くらいは行ったんじゃないかと思う。最初は@kgmyshinさん、@shanonimさんと行き始め、2016年7月頃からred_fat_darumaさんが加わり、だいたい4人で毎月通っていた。

話す内容は仕事や組織、技術といった真面目な話から、アニメやゲームの話など様々あった。まあ普通のゆるい飲み会である。覚えていることを適当にまとめたことがあって、久しぶりに読み返してみると結構面白い。

konifar-zatsu.hatenadiary.jp

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松亭のいいところは色々あるのだけれど、特に気に入っているのはトイレだ。実は毎回トイレに入るのを楽しみにしている。

さすがに何十回も通っていると店のおばちゃんおじちゃんとも仲良くなる。実家から届いたすだちをお裾わけしたり、メニューにないローストビーフをサービスで出してくれたりした。自分は飲食店で割り箸の袋で折り鶴を折ってしまう癖があって、行くたびに折り鶴を作っていたら、実はそれを捨てずに取ってくれていてディスプレイされていたこともあった。

そんな思い出深い松亭だが、息子の出産が近づいてきた2019年6月を最後に行かなくなった。妻と息子を優先して会社の飲みもプライベートも飲みも全てやめている。まあもともと飲みにはほとんど行かないのでそこまで変化はないのだけれど。

息子が大きくなってきたら、そのうち一緒に松亭に行ってみたいものだ。まだ行ったことはないけれど、ランチ営業時でもいいね。

白子ポン酢の仕入れを心待ちにしていたこと、kgmyshinさんの会社の後輩が偶然同じ日に松亭に来たこと、新年会で貸し切ってSHIROBAKOを鑑賞したこと、その時23話で何人ものオッサンたちが涙を流していたこと、偶然居合わせた野上武志先生に「変な話ではない!」と突っ込んでもらったこと、そういった思い出のひとつとして『息子と松亭に行ったこと』というエピソードを加えたい。ただがむしゃらにひたすら前に進んで、やりたい事をやり続けて、そして気がつくと息子がそういう歳になっているといいなと思う。それだけさ。

Slackの内容を見落とさない工夫

Slackに慣れてない人は、流れが速すぎてメンションされていても見落としてしまう...という悩みがあると聞いた。そこで、Slackの内容を見落とさないために工夫できることを雑にまとめておくことにする。適当に書いていくので、自分にマッチしそうだと思ったら使ってみるといいかもしれない。

あまり見てないチャネルから抜ける

いつの間にか参加しているチャネルが増えがち。チャネルが増えると未読が増えて、次第に未読を気にしなくなってしまう。このチャネル見てないし見てなくても実は問題ないなと思ったらエイヤとLeaveしてみるとよい。自分は定期的に10個くらい抜けたりする。

Mute機能で未読を無視するという手もあるけど、個人的には無視するくらいなら見なくていいはずなので抜けた方がいいと思っている。

スターを使う

いわゆるお気に入り的なやつ。

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スターをつけておくと、右上のスターボタンから一覧で確認できる。

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スレッド一覧を見る

左ペインのThreadsで自分が関わっているコメントのスレッドが一覧で見れます。スレッド利用禁止にしているチームではあんまり使わないかも。

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未読一覧を見る

左ペインのAll Unreadsから見れる。自分はあんまり使ってない。朝必ず未読を0件にしているので、その時にたま〜に使うことがあるくらい。

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アクティビティ一覧を見る

右上の@ボタンから、自分へのメンションやリアクションを一覧で見れる。グループへのメンションも対象なので、メンションされていればここで必ず確認できる。「なんかメンションされてたけどどこだったっけ?」みたいな時に使える。

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リマインドを使う

後で確認する、返答するみたいな時に忘れないようにリマインドしたい時に使える。1時間後とか翌日とか選べる。

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TODO管理サービスと連携する

自分はあんまり使ってないけど、Slack appを入れると色々連携できる。例えばJiraやGitHubのissueに登録するアクションボタンが追加できたりする。自分の使っているサービスが連携できるか調べてみるとよいかもしれない。


自分もそんなに使いこなしているわけじゃなくて、基本はスレッドとアクティビティ見るくらいしかしてない。他にいい方法あったら教えてほしい。フュッ!カカカッ!

お酒を飲めば誰でも気分転換になると思わないでください

この記事はSHIROBAKO Advent Calendar2019の記事である。

adventar.org

16話『ちゃぶだい返し』の小笠原さんのこの台詞がめちゃくちゃ好きだ。

「お酒を飲めば誰でも気分転換になると思わないでください。そういうことが苦手な方もいるのをお忘れなく」

言っている内容自体も好きなのだが、後輩を思っての台詞であること、気まずい空気になるのをわかった上で同僚に向かってはっきりと"それは違う"と主張していることが本当に素晴らしい。

何かを主張し、相手に納得して動いてもらうのはとても難しいことだ。言いたいことを言うだけで相手に動いてもらえると考えるのはアカチャンと一緒である。大人なら相手に動いてもらえるように言語化し、相手との関係やタイミング、伝え方も考慮しなければならない。

SHIROBAKOには、そういった自分の意見をしっかりと相手に伝えるシーンが多々出てくる。中でも、この小笠原さんの台詞は本当に見習うべきところが多い。

実はこの台詞のやりとりのシーンは結構長くて、14:50から16:00まで、1分9秒861もの尺がある。

小笠原「サポートが足りないと思うのです。井口さんは今回初めてキャラクターデザインを担当しています。なのに、あなた方は井口さんをずっと放りっぱなしではありませんか」
木下「えっ」
渡辺「いや~原作者が どう直していいか言ってくれなくて」
小笠原「原作者が何も言ってくれないからといって、その全てを井口さんに丸投げするのは仕事を放棄しているのと同じです。それではあんまりではないですか。井口さんを抜てきしたのなら、ちゃんと相談に乗ったりアドバイスしてあげてください」
木下「たしかにそのとおり」
渡辺「申し訳ない」
小笠原「井口さんに負担のかからない、作業に集中できる環境を作ってあげてください。そして、最後までしっかり井口さんを支えてさしあげてください」
木下・渡辺「はい」
渡辺「じゃあ、井口さん誘って気分転換に飯でも」
木下「飲みに行っちゃう?」
小笠原「あなた方の仕事はそれではありません。原作者の意向を解釈して、もっと井口さんと一緒に直しの方向性を考えてください」
木下・渡辺「はい」
小笠原「お酒を飲めば誰でも気分転換になると思わないでください。そういうことが苦手な方もいるのをお忘れなく」
木下・渡辺「はい」

自分が同じ状況なら、然るべきタイミングでPOとPMを呼び出してこれを淡々と伝えられるだろうか。サポートが足りないと注意して重い空気になった後で、飲みの話をする2人に「そういうとこやぞ」とさらに厳しく注意できるだろうか。しかも小笠原さんはこの後自分でお酒ではない形でフォローもして見本を見せている。まさに"圧倒的当事者意識"であり"やっていき"である。

今の俺にはこんな振る舞いができる自信がない。こんなに優しさと厳しさを両立させて会話できる自信がない。怒って勢いでツイートする人はたくさんいるが、対面でちゃんと怒れる人というのは珍しい。こういう大人に自分もなりたいものである*1

*1:小笠原さんの年齢は35〜40歳という予測があり、おそらく自分より年上だという認識の上でそう考えています

物事を前に進めるためのTips

物事を前に進めるのが上手な人がいる。時に手を動かし、時に人を巻き込み、時にファシリテートし、まるでブルドーザーのように問題を解決していくのである。そういう人を何人か見てきて、物事を前に進めるための小さなTipsみたいなものがいっぱいあるなぁと感じているので雑にまとめておく。

  • 何が解決すれば物事が早く前に進むかを考える
    • 自分がリードしたり誰かに決めてくれとせっついたりする
    • 誰が意思決定者かを把握する
    • 人を集める時は直接声がけした方が確実か考える
  • 誰に何をいつまでにお願いしたいかを明確に伝える
    • 期日の認識を揃える。期日が決まってなければ決めてしまう
    • チャットで返事が欲しい時は個人メンションする
    • 期限が近づいてきたらリマインドする
  • 伝え方を工夫する
    • 相手が気になるであろう懸念点と解決策を先に自分で補足する
    • 提案する時はいくつかの案を用意した上でこれがベストだという自分の意見を伝える
    • どうしましょう?だけではなく、こうしていいですか?と聞いてやってしまう
    • 質問や懸念の指摘に加えて、自分の意見や代替案を提示する
  • 相手の感情が障害にならないように工夫する
    • 何かに反論する前に礼を言う
    • チャットのemojiを有効活用して棘をなくす
  • ミーティングを工夫してリードする
    • 対面とオンラインどちらが早く話が進むかを考えて決めている
    • 目的とシナリオを考えてアジェンダを作る
    • 事前に叩き台を作る
    • 懸念点を洗い出して先に伝えておく
    • 終わらなかったら次の日程をその場で決める
    • Next Actionと期日をその場で明確にして復唱する

もっとありそう。書き出してみるとまあそうだよねって内容だけれど、意外とできる人は少ない。自分も物事が前に進んでないと感じた時には強制的に前に進められるようになりたいものだ。

プロダクト開発における納得感

これを読んだ。

medium.com

とてもよかった。特にココ。

エンジニア出身ならわかると思いますが、企画はもちろんデザインナーエンジニアも、「なぜつくるのか」「今後どうするのか」ということはとても関心のあることで、そこの納得感はチームのパフォーマンスに直結するといっても過言でないです。

わかる。自分も納得した上で作りたい。納得感なくても素早く作ればええやんと思われるかもしれないが、ふとした時につらくなるし何か起きても提案する気も起きなくなる。特に小さい組織だと納得感重要。

自分でもちょっとしつこいなと思うくらい納得できるまで質問することがある。「この機能なんで最初のリリースに入れるんでしたっけ?」とか「これをつける目的は○○で合ってますか?」とか。相手を信用していないわけではなくて、納得して取り組みたいので気になったところを質問するのだ。聞き方をもっと工夫すればよかったと後で反省することは何度もあるのでそれは別の問題として考えたい。

納得感を持ってもらうために説明する立場だとして少し考えてみる。納得してもらって進めるには、ロードマップを作っておいたり意見を事前に聞いて取り込んだりと色々とやることはあるが、伝え方も重要である。本来はすごいたくさんのことを考えて色々検討もしたはずなのに、いざ共有してみるとなんかめちゃくちゃ突っ込まれてなんかみんな納得できたかどうかわからん微妙な空気になることあるよね。自分も昔よくあったけど、それは伝え方が下手だったせいだと思っている。

たとえば「この機能って最初のリリースで本当に必要なんでしたっけ?」と聞かれた場合、

「必要です。もともとやるって話で進めていたし、事業上もないといけない機能です。」

みたいな感じで伝えるよりも

「もともと今回のリリースは○○という目的で始まった話なので必要かというと必要です。やらないことも考慮はしたんですが、○○という経緯もあってこの時期にやらないと問題になりうるので必要なんですよね。ちなみに、工数上の懸念からですか?それともそもそもない方がユーザーにとっていいからという話ですか?」

みたいに目的や背景をお互いに再確認した上で、どういう思考でその質問が出てきたのかを深掘りすると納得感を持ってもらいやすい。すでに検討したみたいな話を説明するのも大事。これを実践するためには、いつなぜやるのかを人に説明できるレベルまで考えておく必要がある。また、相手がどこに納得できていないかを想像して話を進める必要もある。子供でもわかるように言うと相手の気持ちを考えて自分の意見を伝えましょうという話なのだけれど、とても大変である。よく考えてきた本人は、相手もわかった前提で話をしがちだからだ。めちゃくちゃ根っこの部分から説明する癖をつけなければならない。

長いプロジェクトだと途中で納得感が揺らいでくることもある。なので、目的や背景、検討して捨てた選択肢などは記録に残しておいた方がよい。コストはかかるのだけれど、後で自分が振り返る時にも役に立つ。ある程度テンプレート化しておくと楽かもしれない。リリースノートを先に書くみたいな話もここに関係してくると思う。

納得感なんて必要ないくらい阿吽の呼吸で仕事できる状態が理想だと思う。しかし、納得感を持つための説明が不要な関係を築くには今まで納得感のある説明をしてくれてきたという信頼関係が必要なのだ。なので自分が説明する立場の時には相手には完全に納得できるまで質問してほしいし、自分も納得してもらえるまで説明できるようにしたい。