Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

優しさからくる過激な発言こわい

今日もインターネッツは怒りに満ちている。

この記事を読んで感じたことを雑にまとめておきたい。

type.jp

内容はすごく共感して、そうだよねーと思いながら読んだ。けどまず最初に感じたのは「この人口調きついなーいつも怒ってそうでこわいなー」ということだ。そっちの印象の方がつよい。

すぐ怒る人が嫌いなわけじゃなくて、むしろ感情をあらわにする人は好きなんだけど、なんなんだろうな。なんかこういう、本来自分以外の誰かへの思いやりからくる意見をあんまり優しくない過激な言葉で語られると「なんか根っこの部分で矛盾してない?」って思ってしまうんだよな。

この記事のケースだと「子育ては大変なんだぞ。考え古すぎだろ」という子育て中の女性や男性に向けた思いやりからちょっと強い口調になってきているわけで、根っこにあるのは想像力と他者への思いやりなんだよね。子育て中に人たちに対しては思いやり持てるのに、なんで別の立場の人には簡単に「バカ」とか言えちゃうのかなーと思っちゃうんだよな。本当に想像力と思いやりからくる意見なら、他の人にもいったん落ち着いて思いやりもつべきじゃない?直情的だとしても、いったん冷静になって言葉を選んだ結果だとしても、どちらにしろ嫌だなって思った。

ハンターハンターを例にすると、ノブナガとの腕相撲中にゴンがキレた時の心情に近い。

「仲間のために泣けるんだね。血も涙もない連中だと思っていた。だったらなんでその気持ちを少し…ほんの少しでいいからお前らが殺した人たちに、何で分けてやれなかったんだ!!」

うん、わかりづらいね。何でもない。

つよい言葉じゃないと伝わらないとかいう意見もあると思うんだけど、本当にそうなのかな。少なくとも自分は言葉を丁寧に選んで自分の意見を伝えられる人の方が胸を打つと思う。

まあこの記事は編集でちょっと強めにアレンジされてしまったのかもしれないけど、どうもこういう子育て系とかって過激派が多い気がしてこわい。優しさからくる思いを過激な表現で主張する前に、その優しさが一方の誰かに偏ってないか考えてほしくなる。これは自分も注意しないといけないところだ。偏った優しさは視野を狭めるし厄介なので、常に自分の行動が矛盾していないかは細かいところまで確認するようにしないとなと思った。