Konifar's ZATSU

私はのび太の味方じゃないわ、悪の敵よ

どこまで明確にしてから始めるか

何も整理できてない話をがっと書く。

仕様や運用が100%近く固まってから開発に入れれば最高だが、現実はそうもいかない。いや、やり方によっては不可能ではないと思うが、所与の条件によって多くの場合は不確実な面を残して走り出すことがある。要は妥協だ。

チームで仕事をする場合、どこまで不確実を許容するかというあたりで揉めることもある。ここは育ってきた環境や性格によるところが多いので仕方がない。自分の感覚では、今まで不確実でどれだけ苦労してきたかという涙ぐましい経験によって、その不確実性の許容の幅は異なるのではないかと思う。雑にいうと、「今ちゃんと決めないと後でどんでん返しで苦労して血反吐吐くことになんぞ?!」という感情に左右されるのかもしれない。

その不確実性を実行前に潰すのは時間がかかりがちだ。我々の時間は有限なので、どこかで妥協が必要になる。きっちり決めなくてもまぁ問題ないだろうし、問題あったらサッと話してシュッと方向転換すればええやろという場合もある。逆に、決めておかないと後々本当に面倒くさいことになることもある。このへんの勘もまた、人によって異なるので面倒なところだ。

人によっては、そこまで大きな問題にならないようなことでも固めてから始めないと気がすまないということもある。気持ちはわかる。わかるんだが、そこは臨機応変でええやんと感じることもある。一言で言えば面倒だなぁと思って萎えてしまう。

自分も結構先のことを不安に思って色々明確にしたくなるのだが、その時は言い方や聞き方に気をつかうようにしている。そして一番重要なのは、代替案を提示して自分でやってしまうことを意識している。代替案なき意見は相手のやっていく気持ちを萎えさせてしまいがちだし、代替案を自分で進める気がないのであれば強い意見ではないと判断して相手に任せるようにしている。

と言いつつ、最近めんどくさいという理由で何も言わないことが増えてきた気がしているので気をつけたい。